バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

現代のお笑いのあらゆる原点がここに~エンタツ・アチャコの”早慶戦”

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ヒストリー的なことはさておいて

この録音を聞いてみてください。

1934年(昭和9年)の音源です。

 

youtu.be

 

君はどこにおったの?

セカンド側に

そんなとこ、入れへんで・・・

 

9回裏で(点が)入りました

平均的に裏のほうが入りやすい

それは泥棒の話・・・

 

盗塁したでしょう

レフトにね・・・

 

セーフやがな

ほう、それは政府の仕事ですか・・・

 

球がぐんぐん伸びてます

来年まで伸びてます・・・

 

ボケとツッコミの応酬&言葉のセンスが2020年の今でも

古臭くありませんよね。

寄席では10分以上に及ぶこともあったようですが

このラジオ録音盤よりも

遥かにスピードがあって、面白かったことでしょう。

 

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「昭和芸人七人の最期/笹山敬輔」 (文春文庫)

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「上方芸人自分史秘録/古川綾子」 (日経ビジネス文庫)

エンタツアチャコの全盛期は短く

すぐにコンビ別れをしてしまいます。

映画では共演したりしていますが。

 

www.youtube.com

 

タイムマシンがあれば、生で観たかったなあ・・・

 

ところで去年のM1

グランプリはかまいたち、ではないかなと。

力的には抜きんでてると思いましたけれどね。

ネタもね、非常にミニマルな個所に落とし込んでますが

それが凄く斬新でしたよ。

 

ミルクボーイの一人は坂上二郎さんに

似てましたね。

だから昭和の匂いを感じたのかな?

コーンフレークを他の食品に変えれば

幾らでも出来てしまうでしょうから、そこがちょっとね。

"原発'とか"カルロス・ゴーン"とか

まったく違うカテゴリーのキーワードでやってみたら

面白かったりして。 

 

でもオンエアは難しくなりそうですね・・・