バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

打ちのめされるような本への愛情

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世に書評、読書日記というものは多数あると思いますが

大森望豊崎由美コンビのシリーズは捧腹絶倒です。

 

多分、ここまで実名&実作品を挙げて

”こき下ろし”まくったのは、他に例が無いのでは。

それもご両人の圧倒的な読書量と

書籍への愛情に裏打ちされてのことですが。

 

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こちらも最高に面白い一冊。

ただ取り上げられている本を

読者が既に読んでいないと笑えないので

その意味では読む前のガイドブック、ということではないですね。

ある程度の読書好きでないとついていけない、という面はあるかも。

 

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著名な同時通訳者の読書日誌。

雑誌連載中にご本人がガンであることが判明し、

その闘病の過程も生々しく綴られています。

 

ロシア語の専門家ということもあって

情報の少ないロシアや東欧関連の書籍が

多数取り上げられています。

 

確固たるプロ意識と

”読みだすともう止まらない”

本好きの両面が伺えて、読み応えのある内容です。

 

50代で亡くなられたのが惜しまれますね・・・