現代ブラジル音楽の第一人者
私も以前からファンで、手許にもまだ何枚か
ディスクが生き残っていますが、
なかでも、このナンバーは珍品です。
だって、日本のお菓子
葛切りのことを歌ってるんですよ。
日本の歌にも無いでしょう、そもそも
そんな曲は。
MUSHI MUSHI (MOSHI MOSHI)
歌のタイトルは
”もしもし”
なんですね。
電話の時の。
”もしもし”という単語は外国人には面白い(可愛い)響きのようで
よく知られてる日本語の筆頭ですから、
殊更珍しいわけではないんですが、
Moshi, Moshi
Quero ficar por aqui
Ficar pertinho de ti
Eu e meu violão
Moshi, Moshi
Quero fazer para ti
Uma nova canção
A canção do verão
Do verão do Japão
Kuzukiri
Eu vou comer por aí
Até você descobrir
Toda a minha paixão
Kuzukiri
E esse seu jeito de rir
Fez o meu coração
Se encher de calor
Desse sol do Japão
Hai, vim do Rio de Janeiro
Hai, né, andei o mundo inteiro
Para te ter, para te ver
Em terra tão distante
Hai, né esse som brasileiro
Me faz não ser tão estrangeiro
Quero ficar com você
No Rio ou no Japão
(words by Marcos Valle)
Kuzukiri、という言葉をチョイスしたのは
唯一、この作品だけではないかと。
マルコスが以前に来日した際、実際に食べて美味しかったから
ということもあるのでしょうが
やはり語感が良かったのでしょうね。
同じ葛でも、くずもち~Kuzumochi だったら
歌詞にはならなかったでしょう。
別に歌詞のなかで、詳しくその味わいとかに
触れているわけではなさそうですが
日本人にはちょっと嬉しい&驚きの
一曲です。
別のブラジルのグループもカバーしているのですが
やはり、マルコス・バージョンが良いですね。
Moshi Moshi Os Cariocas
くず原料の銘菓といえば
船橋屋のくず餅って絶品ですよね。
どしっとした重量感が貫禄の・・・