バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

タイ料理の高級レストラン・・・あんまり気持ちは高揚しないかも

当たり前ですが、バンコクにはタイ料理の

ハイソなレストラン、幾らでもあります。

 

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でもなあ~

こんなこと言うのもなんですが

私はわざわざ行かないですね。

 

レシピがね、タイ料理はシンプルですから。

日本料理のように出汁をとって手間暇かけて

一晩寝かせて、とかあまりないですから。

 

そういうことしてると腐っちゃうので。

 

何日も煮込んだトムヤムクンとか

冷蔵庫に置いて味を沁み込ませたソムタムとか

聞いたことないでしょ?

 

いつまでも火を通してると香草、ハーブ類の香りが消えてしまう。

サッと湯通し、チャッチャッと炒めて、パッと煮立たせて、

それで充分というか、それが一番ですよ。

 

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これでいいなあ、うん。

 

あっ、でも高級系の店の効能はありますよ。

雰囲気、清潔感、サービス、食材が丁寧に扱われている、器が美しい・・・

なので接待とか特別な時(人と)の食事

そういう際はハマりますよね。

 

要は使い分け、といったところかな。

 

おっと、どーでもいい蘊蓄なんぞ

不要ですよね。

失礼、失礼・・

 

あ~、ビールを忘れた

これがないとね。

 

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邦画ラストシーンの最高峰はこれだ~「山の音」成瀬巳喜男&原節子

 

映画の名ラストシーンと聞いて

思い浮かぶのはまずは

「第三の男」(1949年)でしょうかね。

もう、あまりにも有名。

 

で、日本映画での印象深いラストシーンといえば

これですよ、これ。

 

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成瀬監督の「山の音」(1954年)

 

全体としては暗い映画なんですね、

登場人物がそれぞれの事情があって

皆、揃いもそろって不機嫌なわけです。

ですから、観ていて楽しい、という作品ではないです。

成瀬作品によく見られるユーモア漂う場面もほぼ無いし。

 

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いよいよフィナーレのシーン

原節子は一人ベンチに座っています。

 

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待ち合わせた義父(山村聰)がやってきて

笑顔で迎えます。

 

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彼女は言葉に尽くせぬほどの傷を心に負っています。

しかし涙を拭って、

 

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義父と二人で、光に満ち溢れた公園の広々とした空間に

足を踏み入れていきます。

 

何という映像美、奇しくも枯れ木の木立が

「第三の男」を思わせますね。

 

更に凄いのはセリフです。

「第三の男」ではアリダ・ヴァリは無言で通り過ぎていくのですが

(それがまた最高なのですが)

こちらの作品では以下のようなやり取りがあります。

 

山村「のびのびするね」

原「ビスタに苦心してあって、奥行きが深く見えるんですって」

山村「ビスタってなんだ」

原「見通し線って言うんですって」

 

これで最後なんです。

最初は唐突に聞こえたんですね、二人の問答が。

ん、んん?

話の筋に関係ないし、何を言いたいのかよく掴めない・・・

 

しかし観返しているうちに震えがきました。

 

非常に抽象的な会話ですが

これからの人生に仄かな希望を抱かせる

言葉が選ばれていて

超絶の終わり方だと思います。

 

脚本(水木洋子)も凄いし、それを認めた監督もまた。

 

ちなみに川端康成の原作とは全く違ったエンディングです。

原作ではこの場面はラストではなく

全体でいうと三分の二を過ぎたあたりに置かれていて、

公園での二人のやり取りは

この後も続いていきます。

 

また小説では

公園のなかには他に多くの人が周りに居るように

描かれていますし、

原節子の服装も

”濃いグリインのセエタアは半袖で・・・”

となっていて、コート姿の映像の雰囲気とは

随分異なる設定です。

 

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どちらが上か?

川端先生には悪いですが、これ

映画版ですよ。

私にはそう思えます。

 

成瀬監督の名作は他にもあまりにも多くて

「流れる」(原作 幸田文)もよく知られていますね。

 

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この映画の見どころは・・・

いやいやもう、止めましょう

キリが全くありません。

また、別の機会にね。

続・セブの富裕層 1986

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20代の初めの頃、

フィリピンはセブ(ビーチではなくてシティ)

のアパートメントにひと月くらい居たことがありました。

 

マネージャーのご家族がセブでも有数のお金持ち

お父さんはお医者さんで(前列左から2番目)

娘さんの一人も当時医学部通ってましたね(前列一番右)

 

で、アパートのマネージャー氏(後列左から2番目)

確か次男坊だと思いましたが

彼も暇だったんでしょうね、ずっとつるんでました・・・

 

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もう、いかにもお坊ちゃん風情でしたね。

すっかり朝から完璧レイドバック。

 

女の子と食事したりダーツしたりしていて

途中でプイッと帰っちゃうんですよ。

 

「もっと綺麗な娘いないかなあ~」

とか言って。

 

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こちらはアパートメントのスタッフ、

 

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みんな気のいい人ばかり。

 

私の旅のなかでも特に楽しい日々でした。

 

kamusta kamo ?

 

youtu.be

辛いにもほどがあるぜよ・・・

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部屋の冷蔵庫にはタイのスパイス類、幾つか常備しています。

 

自分で買う、のではなく

タイの友人がくれるんです。

「なかなか辛いものに強いな、少なくとも普通の欧米人よりは」

とか言って。

 

どうも有難う。

しかしね、日本の一味&七味唐辛子よりも

遥かに強力でなかなか使いきれません。

 

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ある日、コンビニで適当に

ポテトチップスを買って。

 

部屋で食べていると、異常にスパイシーなんですよ。

途中で手が止まってしまう。

パッケージ見ると、デビルとか書いてある。

よくよく袋の中味、見てみたら

 

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こりゃ、入れすぎですよ、

道理でなんか口の中でじゃりじゃりするはずだ。

 

うーん、次は

無いですね・・・

 

昔の住処~日本編(2004年~2006年)

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こちらはタイに来る前に住んでいた日本の部屋、

五反田の駅から徒歩数分、目黒川沿いで便利な場所にありました。

 

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なんとなく、アジアンテイストにしたかったんでしょうかね・・・

 

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家具類とか照明とか小物類などちょこちょこ揃えて、楽しんでました。

(左上にあるのは楳図かずおのフィギュア、これはタイに持ってくればよかったなあ~)

 

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 川沿いを散策したり、目黒不動尊をぶらついたり・・・

川の水が綺麗ですね、バンコク市内の川(運河)よりも。

これは絶対的に日本の圧勝であります。

 

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なかなか美味しいタイ産コーヒーを見つけました

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バンコクのスーパーマーケットに行きますと

タイ産のコーヒー、何種類か売っています。

カフェでも販売してるところありますね。

 

買い置き切らしたんで、ボーッと商品棚見てましたら

隅(下)のほうに、見慣れぬ名前が。

デザインも可愛かったので、試しに買ってみました。

 

家で飲んでみましたら、お~

かなり良い感じ。

豊かな芳香、といったものはありませんが

スッキリとした苦みが強調されていて

悪くないです。

(パッケージにも”ストロング”と書いてあります)

 

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お気に召さなかったら送り返してください、商品代はお返しします、

ということでかなりの自信が感じられますね。

 

どこでも見かけるというわけではないのですが

コーヒー好きの方のタイ土産としては

お勧めですよ。

 

おとそ気分でカクテルなんぞ・・・バンコクの素敵なナイトタイム

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バンコクにお洒落な飲みどころ、食べどころが

もう異常に増えております。

 

以前は男性が楽しむ場所~歓楽街といったイメージが

強かったのかもしれませんが

今は女性同士で楽しめる店のほうがずっと多いように思いますね。

 

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盛り場的な場所でも、ちょっとハイソな内装の店が目立ってきてます。

 

この前、MARCEL BAR というパブ(ビストロ)に行ってみたんですが

雰囲気良かったですよ。

場所はサトーン(最寄り駅はチョンノンシー)なんですが

お客が”大人”なんです。

 

友人の女性と二人だったんですが

”この人のイメージに合うお勧めのカクテルは?”

なんて尋ねてみると、店のスタッフ手際よくサーブしてくれて。

 

サービスがスムーズだったこともあって

10杯くらい、次々と色々な種類を飲み干し

ヘロヘロになってしまいました・・・

(口あたりは良いけど、足にきますね~)

 

値段はそこそこしますけれど、スクムビット界隈の飲食に飽きた

際にはぜひどうぞ。

 

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