クリスマスイブを控えたある夜
とある人里離れた屋敷に
四人の女性がやってきます。
呼び寄せたのは
四姉妹のお父さん。
ベッドでほぼ寝たきりです。
「お前たちに言っておきたいことがある。妻が俺を毒殺しようとしているんだ。お前たちもそのうち殺されてしまうぞ。そうなる前にあいつを殺すんだ!」
姉妹たちは亡くなった先妻の子供なのですが
突然の父親の発言に驚愕
戸惑いを隠せません。
四姉妹はその晩、父親の屋敷に泊まるのですが
凄惨な殺人事件が次々と発生します。
いったい誰が犯人なのか・・・
長女 エレノア・パーカー
次女 ジェシカ・ウォルター
三女 ジル・ハワース
四女 サリー・フィールド
後妻(姉妹の継母)ジュリー・ハリス
メインの登場人物が全員
アカデミー、ゴールデングローブ、トニー、エミー
など著名なアワードの
受賞あるいはノミネート者。
加えて父親役の
1920年代から活躍している
超ベテラン(アカデミー賞3度受賞)
1972年度のテレビドラマですが
ちょっとした映画顔負けのラインアップです。
更に脚本は
ヒッチコックの ”サイコ” を
書いた ジョセフ・ステファノ。
(それらしいカットが出てきます)
当然期待は高まるわけですが
残念ながら出来はイマイチ。
監督さんの編集にキレが無く
全編に流れている音楽が
いかにもそれ風のサウンドで古臭さを感じてしまいます。
女優さん達の演技は上手いので
潤沢な予算と別の製作スタッフで撮っていたら
かなりの仕上がりになったでしょうね。
"Home For The Holidays" (1972) TV-CM