バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

SOMEWHERE IN CAMBODIA 1996

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昔といってもいいくらい以前

高田馬場に安くて美味しいカンボジア料理の店があって

よく行きました。

 

感じの良いカンボジア人ご家族が経営されていて。

タイ料理よりもあっさりしているので

むしろ日本人には食べやすいかもしれませんよね。

 

カンボジアには苦難の歴史がありましたけれども

控えめで穏やかな人が多いこの国が

これから着実に発展していくといいですね。

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タイには多くのカンボジア人が働きに来ていますが

今日、通りを歩いていたら

クメール語が聞こえてきて、

旅の日々を思い出しました。

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タイポップスで心打たれる名曲といえば?

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私はまったくもって、タイ音楽のマニアではないのですが

心惹かれる曲には一杯出逢います。

 

で、国民的歌謡曲というんでしょうか、

例えば、”昴”とか”川の流れのように”、”翼をください

的なタイの曲って何かしらとふと考えて、

 

その地位に相応しい曲は他にもいくらでもあると思うんですが

私の頭に鳴るメロディーはこれですね。

ズバリ「良い曲」

歌唱も素晴らしい。

ベテラン、タイポップスの草分け

アンチャリー

余裕で唄いあげています。

 

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クリップで後輩ミュージシャン達が

彼女をリスペクトしている場面もいいですね。

 

私はこの曲を聴くと、過去30数年のあいだに知り合った

タイの人たちとの素敵な思い出が蘇ります。

骨の髄までロックンローラー その名は ZEVON !

キャリアの長いミュージシャンって

途中で方向転換というか、かなり路線を変えることがありますよね。

歓迎すべき変化ならいいんですが、

なかにはファンでもついていけないような

変わり身だったりして。

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ウォーレン・ジヴォン

2003年に亡くなってしまいましたが

その点、この人は一貫して自分のスタイルを

貫いた人でした。

 

その時その時の流行に左右されない、

腰の据わった良作を創り続けて。

楽曲にはひ弱なセンチメンタリズムが無くて、自分のことについて

クヨクヨ、ウダウダと詩にしない。

まさに男の中の男、混じりけなしのロッカーという存在でした。

(と言っても単なるマッチョ系ロックとは全然違いますが)

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ジャケ写でも全然、笑ってません。

黙って、俺の音楽を聴け!

であります。

 

RIP   WARREN ZEVON(1947-2003)

Forever Excitable Boy !

 

youtu.be

完全なる依存症

よく、~依存症

といいますよね。

アルコール、ギャンブル、薬物・・・

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自制がきかないほど取り込まれてしまう、という意味合いなのでしょう。

 

それでいくと私ももう、小さい頃から50年近く依存症のままです。

私の場合は音楽、映画、本

の、ですが。

 

「それなら、別にいいじゃないですか。酒やドラッグに溺れるよりも」

 

しかしベースは全く同じなんですね。

例えば音楽や映画、本などに対して

「いい気分転換になった。明日への活力になったぞ」

「タメになったなあ。これでまた知識が増えたみたい」

というふうに接しているならば

単なる趣味や息抜きであって、そもそも依存するほど

時間も金銭も使わないでしょう。

 

私にとっては、それらの存在価値は

「どこまで違う世界を見せてくれるか。連れて行ってくれるか」

の1点であって、言い換えれば「現実逃避」への

チケットなんですね。

 

ですんで、良い作品に出逢えば出逢うほど

日常の生活に問題が出てきてしまいます。

頭の中が別の世界のイメージで占められて

そこから抜け出すのが難しくなってしまうので。

 

ねっ、酒や薬と同じでしょう?

違うとすると

そうですね、肝臓をやられてしまうとか

暴れる、そういうことはないかもしれませんけれど。

タイ料理に高級店は似合わない?

とあるバンコク市内の高級タイ料理レストラン、

外国にも幾つかのブランチがある

良く知られた名店です。

 

雰囲気よろしいなか、席に着くと

テーブルにはずらりと、スプーン、フォーク、ナイフの列が。

給仕さんが全てサーブしてくれるのです。

 

グリーンカレーでございます。

食べ終わりましたか?

トムヤムクンでございます。

食べ終わりましたか?

パッタイでございます。

・・・

 

てな具合で、一品一品フレンチのフルコースのような上げ下げ。

 

およばれでしたので、ニコニコと美味しく頂きましたが

これは、タイ料理じゃない~いや、料理はタイですけど

食べ方が変ですよ・・・

 

トムヤムの後にパッタイ(タイ風焼きそば)なんて

組み合わせ、タイの人はおよそしないと思いますけどね~

そもそも時間差置くのも変、何品かを一緒に

各自が好きなものを中心に取って、

ワイワイ楽しく食べれば良いのです。

 

気取らないのが、一番のご馳走ですよ。

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捨て曲無しの邦楽愛聴盤  マイクロスター 

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こちらはマイクロスターという

日本の男女2人によるユニットの

2008年のアルバム。

 

ジャンルを問わず多くの場合、アルバム通して聴いていると

評価の高い名作などでも、ちょっとダレたり

好きになれない曲が入っていたりするもんです。

 

でもこれは駄曲無し、しかも全曲オリジナル。

安易なカバーとかが混ざっていない。

なかなか出来ることではないです。

どの曲もシングルカットOKですね。

 

サウンドも凝ってるんですよね、

これがまた。

 

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この曲あたり、ドラマの主題歌になったら

ヒットしそうですよね。

 

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タイ人の見事なトラブル対処法

とあるタイの大手行、その本店で。

不動産関連の書類を受け付けてもらおうと。

若いお兄ちゃんスタッフ、

どういうわけか全くこちらの話を聞こうとしません。

会話が成立しないのです。

(ちなみに書類自体はよくあるもの)

 

いい加減にしろ、となったところで

女性の上役が通りかかって、

「あ、はい、こちらの書類ですね。分かりました。

記入のほうも、全部私がやりますから」と。

 

出たな、と私は思ったのですね。

つまり彼女のこの何気ない動作のなかには

 

①客に謝ることはしない。非礼を認めることになるから。

②若いスタッフを叱ることもしない。その人物のプライドを傷つけてしまい、

その後の人間関係が悪くなるのは困るから。

③しかしそれでは客が納得しないかもしれないので、ちょっと

サービスをする。

 

この3点を全て満たす、タイ的収束ベストパターンです。

ちなみに男性スタッフは一言もなく、視界から消えています。

 

熟成された古ワインのようですね。

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