いわゆる”ESCAPEもの”は
書籍のノン&フィクションを問わず
一大ジャンルですよね。
テレビでのドラマや映画になるものも多い。
脱獄王の異名をとった白鳥由栄や
時効寸前まで日本各地で潜伏を続けた福田和子
などについては何回も映像化されてますね。
洋画だと、これまた大作&名作揃い。
有名なのは
「パピヨン」(1973年)
共演、といっても主役は圧倒的にマックイーンですけれど。
いかにもアカデミー賞を数部門で楽々獲得しそうでしたけど
音楽賞だけの受賞でした。
ちょっと意外ですね。
2大スター以外の脇の登場人物も皆
一癖も二癖もあって、その辺りも魅力です。
近作ですと2012年の「アルゴ」
こちらも実話を基にしていて、エンターテイメント性を盛り込んだ
上手い作りですね。
パピヨンとは違って、アカデミー作品・脚色・編集の主要部門を
目出度くゲット。
ただ観ていて思ったんですが、これかなり視線というか立ち位置が
一方的かなあと。片方がもう絶対的悪、超とんでもない存在としてしか
描かれてないんですよね。
その片方の人たちからしたら、「ちょっと待て」みたいな気持ちになるような。
まあ、娯楽作品として割り切ればいいんですが、
ベースのストーリーが実在している時には
気になっちゃったりしますね・・・