バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

THE SOUND OF WINTER RUNNING

 

去年の暮

楽しみにしてたんですよ。

富士山女子駅伝

 

えっ、欠場というか補員?

控え、バックアップ・・・

走る姿を見たかったランナーが居たんですよね。

 

 

この人

関西大学の磯野美空選手。

 

 

こちらは昨年のトラック競技(関西インカレ10000メートル)なんですが

腕の振りがですね

特徴的に見えたんですね。

他の3人~いずれも実力者ですが

は、力強く動かしてるんです。

大きな推進力として使っている。

 

 

ところが磯野選手は

腕が上がらないフォームなんです。

いわゆる横振り(名城大の増渕選手のような)とも違う

極端に言うと力を抜いてダラリと垂れ下がっているような。

 

腕を大きく回転させませんから

上半身が揺れないんですね。

背筋を伸ばして行儀よく

先生の話を聞いている生徒のイメージ。

 

 

どうしてなのかなあ?

と思ったんですよ。

それで印象に残ったんですね。

 

ど素人&にわかファンだから

まったく見当外れだと思うんですけど

これは腕の部分をですね

「いかに負担感(存在感)を消していくか」

という発想からきているのかなと。

 

腕も重さがあるわけですよね。

何キロか。

それをですね、長時間回転させるというのは

「疲れる作業」とも言えるんじゃないか。

 

その人の筋力というか身体能力が頑強な場合は

前に進む強力な武器として用いることが出来るけれども

磯野選手の場合はこの走法がですね

最大限に効率が良い、考え抜かれた完成形のように

見えたんですよ。

 

 

食生活とかもストイックにコントロールされてるのでしょうね

脂肪と呼べるようなパーツが

削ぎ落されてる感じが伝わってきます。

 

もう4年生(関西では回という言い方かな)なので

学生としてのランは今シーズンが最後ですね。

昨年は怪我が多かったようですが

14日の都道府県駅伝でその雄姿を

見れると嬉しいですねえ。

期待しましょう。

 

(インタビューでも淡々と落ち着いた口調で受け答え。目力がありますね)

 

"THE SOUND OF SUMMER RUNNING"     MARC JOHNSON

www.youtube.com