バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

奥行きのある構図が美しい、カレル・カヒーニャ監督の "HOPE"

 

これは腐れ縁というか

喧嘩が絶えないのに

実は相手から離れられない

一組の男女の物語

 

 

Rudolf Hrusínský は手癖の悪い

中年男で、しかも昼日中から酒浸り。

 

 

ある日、Hana Hegerová と知り合って

彼女と付き合うように。

(Hana は工場勤めの傍ら、部屋に男を呼んで金銭を得ている)

 

 

Rudolf は

Hana が留守中に

部屋中を物色して

現金を盗むのですが、その現場を目撃されてしまいます。

 

 

激しく詰って、一旦は

Rudolf を追い出すのですが

完全に別れることはせずに

二人の関係はずるずると継続

 

外出する際に現金を置かないようにする Hana、その様子を Rudolf が外からチェックしています。

 

仲間からの借金も Hana が支払う

 

Rudolf の酒浸りはますます度を越していき

周囲からは完全に爪弾き状態。

 

 

イライラが募った Rudolf は

ある日 Hana と揉み合いになってしまい

怪我をさせてしまいます。

Hana は暫くのあいだ

入院生活を送ることになるのですが・・・

 

 

主役の二人は美男美女タイプではないので

見た目は渋い仕上がりなのですが

荒涼とした工業団地の佇まいを上手く活かした

カメラワークが印象的

 

 

ラストにかけての展開が

やや安易で

情緒的な方向に傾いてしまっているのが

残念な気もしますが、

カヒーニャ監督の安定した仕事ぶりが発揮された

佳作ですね。