バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

日本のTV これはいらない

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こちらは2016年に亡くなった

大橋巨泉の著作で、”遺書のつもりで書いている”とまえがきに書かれています。

 

これからの日本はもっと悪くなっていく

そうならないために今「やめたら」よいことが、

様々な観点から論じられています。

 

その中に”テレビのやめたら”という1章がありまして、

最近の日本のTVに苦言を呈しているのですね。

(ただご自身の活躍された場所でもあったので、そこには遠慮というか

かなりソフトな表現になっているような箇所もありますが)

 

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実は私はここ20数年、あるいはそれ以上ほぼ

テレビをみたことはありません。

20代くらいまでは好きな番組がちょこちょこ

あったものですけれど。

たまに日本に行った時にチラリとみる機会があると

むしろ、即スイッチを切りたくなります。

 

それは何故かといいますと・・・

 

・シーン(ドラマでもバラエティでも)の極端な速さでの切り替え

・不必要なテロップや効果音、場面の加工

・”コメンテーター”と称する無意味な存在

・本来の分野(役者・歌手・スポーツ選手など)ではない部分での出演

 

こういう傾向があまりに極端だからです。

 

ニュースはキャスター(&現場のスタッフ)が報道するだけで充分です。

判断は視聴者がしますから。

 

その人が歌手なら歌を聞かせてください。

その人が役者さんなら、演技を見せてください。

”ひな壇”に並んで、身内ネタや暴露話ばかりでは困ります。

 

まあ、このようなことをブツブツ言う人間に向けて

そもそも番組が製作されているわけではないので

「じゃあ、みなきゃいいじゃん」といわれるだけですが。

 

はい、なので

みません。

かわりに読むことにしましょうかね。

 

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誰も清水作品のことを言わないのは不思議だ by 笠智衆

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名優、笠智衆の言葉です。

(「俳優になろうか」朝日文庫より)

 

ここで言われてる清水作品というのは、主に戦前に素晴らしい作品を

残した清水宏監督のことですね。

確かに小津、黒澤と比較すると一般的な知名度

グッと低い。

一本も観たことないよ、という方も多いでしょう。

 

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しかし、凄いですよ

素晴らしいですよ。

もう名人というか天才芸ですね。

 

作品によってばらつきがあるようですが

この「按摩と女」(1938年)も驚異の完成度。

 

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20分48秒~22分20秒の高峰三枝子の表情と動き!

 

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他にも決定的なシーンの連続ですねえ。

もう何回観ても興奮してしまう。

 

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80年前!に撮られた映画ですよ。

 

今話題の新作を追いかけよう~

トレンドに乗り遅れないようにしよう~

なんてことする必要

あんまりないじゃん

と、私は思っちゃうんですね。

 

だってこういう

もう頂点を極めた宝物、アーカイブ

あるではありませんか・・・

 

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この1曲を忘れない②  バリー・ホワイト アラン・パーソンズ GO WEST・・・ 

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昨日に続いて今日は洋楽編ということで。

 

THE CYRKLE「THE VISIT」1967年

60年代に数年間だけ活動したアメリカの4人組。

ヒット曲は別にあるのですが、このナンバーはボサタッチがクールですね。

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SPANKY AND OUR GANG「LIKE TO GET TO KNOW YOU」(1968年)

こちらもアメリカのバンドですが、独特のスタイルを持ってますね。

米チャートでは17位という中ヒットでしたが

非常に構成の凝った作品で、メロディーもとても綺麗。

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THE LOVE UNLIMITED ORCHESTRA「LOVE'S THEME」(1973年)

これは覚えてる方多いでしょう。キャセイパシフィックのCMで流れてましたね。

まさに海外旅行が夢の時代だった頃で、聴いていると

高揚感が湧いてきますね。

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POCO「INDIAN SUMMER」(1977年)

60年代から活動しているベテラン勢です。

この曲にはドナルド・フェイゲンがゲストで参加してますね。

イメージからするとちょっと意外。

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ODYSSEY「NATIVE NEW YORKER」(1977年)

ラジオから流れてきて、いい曲だなあ~と

アルバムを買いに行きました。

うーん、やっぱりシングルヒットしたこのナンバーが際立ってましたね。

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 ALAN PARSONS PROJECT「DON'T ANSWER ME」1984年

スペクターライクなサウンドがGOODです。

プロモビデオも楽しい仕上がり。

当時レンタルレコード屋でバイトしていて、店内でこの曲

よくかけてましたね。

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GO WEST「CALL ME」(1985年)

イギリスの男性デュオ、典型的な80年代ロックですね。

アメリカではもうちょいでTOP40入りを逃してしまいました。

クリップも当時のいかにも、の作りです。

しかし異常に肩に力が入ったアクションを要求されてますね。

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この1曲を忘れない① りりィ オフコース チューリップ・・・

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アルバム全体ということでなく、その中の1曲が

耳にこびりついて離れないということありません?

あるいはテレビで耳にしたり街角から流れてきたりとか。

 

りりィ「川原の飛行場」(1976年)

惜しくも亡くなられましたね。この曲は彼女の”予想される”

曲調とは違いますが、静謐な美しさがなんとも言えないです。

詩も素晴らしいですね。ピアノソロはYMO結成以前の坂本龍一です。

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 オフコース「水曜日の午後」(1974年)

メンバーが小田&鈴木の二人だった頃、よく聴いていました。

ファースト~サードあたりは傑作だと思います。

二人のバランスがとてもいい感じですね。

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チューリップ「愛のかたみ」(1977年)

財津和夫のリード曲ですが、印象に残るナンバーですね。

70年代中頃の作品には素敵なものが多いですよね。

「悲しきレイン・トレイン」「僕がつくった愛のうた」「なくした言葉」・・・

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小林倫博「東京シティ」(1977年)

フォーライフレコードからのファーストLP収録曲、

スムースで流れるような曲調が耳に心地よい。

アレンジもGOOD、

大好きでしたよ。

アルバムの他の曲はそうではないんですが・・・

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五輪真弓「落日のテーマ」(1975年)

NHKの銀河小説のテーマソングでしたね。

初期の五輪真弓は天才女性シンガー登場という感じでした。

アメリカレコーディングをおこなって、腕利きのミュージシャンが

バックアップしてました。

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小林啓子「恋人中心世界」(1970年)

この人は歌、上手いですね。

日本の女性歌手のなかでもトップクラスでしょう。

結婚後引退されていましたが、また活動再開されていますね。

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加藤和彦「家をつくるなら」(1971年)

今は亡きマエストロ 加藤和彦のこれはCMソングでしたね。

こちらはライブバージョンで杉田二郎との共演です。

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健康について考えるほど不健康になる?

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いわゆる健康本とかサプリ、〇〇療法など

巷に溢れかえってますよね。

 

タイでも凄いですよ。

「これを飲めば~」「この器具を使って運動を続けていれば~」

もう通販番組、花盛り。

 

で、実際気にするというか実践している人も多いですよね。

△△ミン、今は毎日欠かせませんね

体のこの部分をこうやって揉むとですね、驚くなかれ・・・

◇◇ベリーは目にいいんですよ!

とか。

 

どうも私はひねくれ者というかあまのじゃくで

世の健康ブームを斜めで見ちゃうんですね。

(あっ、画像の本はたまたま手元にあっただけで

それらの内容を批判してるわけではないですよ。

中味うんぬんじゃなくて、なんで簡単に

”乗っかっちゃう”のかなと)

 

自分の子供の頃なんて、

着色料とか保存料とか、相当凄い”物質”

今なら絶対アウトのような添加物など

浴びるように摂取してたと思うんです。

 

で、今になって

 

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食品のチョイスに凝り始めても

ちと遅いのでは?

なんてね。

(添加物を大量に使用している商品は避けたいですけど)

 

気になり始めたらそれこそ外食なんて無理ですよね。

疑えば、食器の洗い方ひとつからして気になっちゃうでしょうし。

食材、原材料の全てをチェックしないと安心出来ない・・・

 

勿論、個人の体質とか妊娠中であったり、

小さいお子さんなどのこともありますから

あくまで自分について、ですけれどね。

 

やっぱり私はこれかな、

こういうのが自分には「普通」に「最高」のチョイスです。

 

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三つのSURVIVAL  地震/砂漠/戦場

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1976~78年に少年誌に連載された

さいとう・たかをの「サバイバル」

 

突然、世界規模の大地震が発生し

一人取り残された少年が家族の無事を信じて

生き抜いていくというストーリー。

(絵柄が実に”昭和”ですね)

 

まさに正統的な SURVIVAL 路線であります。

 

で、こちらは同じ SURVIVAL がタイトルなんですが

 

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鯖 イバル

 

いやいや、でも中身は凄いんですよ。

砂漠に不時着した一行はオアシスを求めて彷徨うのですが

そこで発見したのはなんと、巨大な鯖カンだったのです。

どうやって開けるのか、開けなければ死んでしまう・・・

 

巨匠、諸星大二郎の1979年の読み切り短編、

文庫本「マッドメン②」(集英社)に収録されていますので

手軽に読めます。

 

他の収録作品「ダオナン」「ラストマジック」なども

サバイバル系ストーリーの面白い展開ですね。

 

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(柘植 久慶 著 中公文庫)

 

で最後はこの現実世界でのサバイバル術、

その名も「戦場の生存術」というタイトルで

戦場における HOW TO SURVIVE が

詳細に記述されています。

 

実際にこのような状況になったら

私などはいち早く、脱落必至であります・・・

 

地には平和を。 

超ズボラなバンコクの部屋食

バンコクの外食&持ち帰り事情は大変に充実していて

ほぼ100%、私は自炊をしません。

せいぜいレンジかお湯を沸かす程度の作業だけ。

あとは箸かスプーン、フォークさえあれば事足りるという。

 

外食もせず、総菜など何も買わなかった時は実際どうかといえば・・・

 

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朝はコーヒーだけということも多いのですが

上の画像はパン、チーズ、スパークリングワインです。

 

バケットとドリンクはそれぞれ100円くらい、

チーズはタイでは高めなんですが、よく特売などもしているので

そういう時に買っておいたりとか。

 

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これはお湯を沸かしてパスタを茹でて、

ツナ(缶)&スパイスであえただけ。

全行程10分で出来ちゃいます。

パスタは保存がききますからキロ単位で買い置きしてあります。

1キロで250円くらいかな。

 

タイには貝、魚、野菜類の缶詰やレトルトパック

種類たくさんあるんですが、どれも手頃な価格です。

グリーンカレーとかトムヤムクンのペーストなども数十円で売ってますから

ソースのバリエーションも飽きません。

 

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袋入りのインスタントラーメン(20円くらい)に

 

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漬物~野菜のカラシ漬け(70~80円くらい)を

ただトッピングしただけ。

見た目もちょっとよくなりますし、酸味も加わって

美味しくなります。

 

大雨とか体調いまひとつで

ちょっとでも外に出たくない

&デリバリーを頼むほどでもない時は

こんな手抜きパターンですね~