バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

「人間置き換え」映画の定番、”ボディー・スナッチャー/恐怖の街”

 

これはよく知られた作品ですね。

舞台はカリフォルニア州のとある町、

クリニックを開業しているケヴィン・マッカーシーには

素敵な恋人(ダナ・ウィンター)が居ます。

 

ところが町の住人たちの様子が

段々と変になっていくんですね。

以前のような陽気さ、快活さが失われ

心ここに在らずといった人物が増えていきます。

 

 

なんと、クローン人間が続々と誕生していたのであります。

 

 

信頼していた友人たちも例外でなく、

ケヴィンとダナは必死に町からの脱出を試みます。

 

 

しかし二人は徐々にクローン人間に追い詰められてしまい・・・

 

この複製人間というのは

巨大な豆の鞘で育つ、という設定になっているのですが

そういったシーンははっきり言ってご愛敬レベル。

(監督はのちに ”ダーティハリー” を撮るドン・シーゲルですから、特殊効果云々には興味が無かったのでしょう)

 

 

町に着いた旅行者が警察に連行されてしまう~

 

 

そのあとにクローン化された住人が集合する~

 

こういったシーンに監督の才気を感じることが出来ますね。

 

 

人間だけでなく住居も全て取り換える

という大胆なプロットが

ウルトラセブンの ”あなたはだぁれ?”(第47話/1968年)

名脚本家、上原正三のストーリー展開が冴えています。

 

(ロケーションは完成間もないたまプラーザ)

 

漫画では、巨匠

諸星大二郎の ”夢みる機械” (1974年)

 

こちらで人類を乗っ取るのは

宇宙人などではなく

政財界がバックについた秘密組織。

商品として

人間のコピーロボットを扱っています。

 

 

集団、ということでなく

個人レベルでの置き換え~乗り換えですと

幾らでも例がありそうですから

小松左京の ”ぬすまれた味” など面白いですね)

ここらでお開きということで。

 

INVASION OF THE BODY SNATCHERS    Trailer

www.youtube.com