これはよく知られた作品ですね。
舞台はカリフォルニア州のとある町、
クリニックを開業しているケヴィン・マッカーシーには
素敵な恋人(ダナ・ウィンター)が居ます。
ところが町の住人たちの様子が
段々と変になっていくんですね。
以前のような陽気さ、快活さが失われ
心ここに在らずといった人物が増えていきます。
なんと、クローン人間が続々と誕生していたのであります。
信頼していた友人たちも例外でなく、
ケヴィンとダナは必死に町からの脱出を試みます。
しかし二人は徐々にクローン人間に追い詰められてしまい・・・
この複製人間というのは
巨大な豆の鞘で育つ、という設定になっているのですが
そういったシーンははっきり言ってご愛敬レベル。
(監督はのちに ”ダーティハリー” を撮るドン・シーゲルですから、特殊効果云々には興味が無かったのでしょう)
町に着いた旅行者が警察に連行されてしまう~
そのあとにクローン化された住人が集合する~
こういったシーンに監督の才気を感じることが出来ますね。
人間だけでなく住居も全て取り換える
という大胆なプロットが
ウルトラセブンの ”あなたはだぁれ?”(第47話/1968年)
名脚本家、上原正三のストーリー展開が冴えています。
(ロケーションは完成間もないたまプラーザ)
漫画では、巨匠
こちらで人類を乗っ取るのは
宇宙人などではなく
政財界がバックについた秘密組織。
商品として
人間のコピーロボットを扱っています。
集団、ということでなく
個人レベルでの置き換え~乗り換えですと
幾らでも例がありそうですから
(小松左京の ”ぬすまれた味” など面白いですね)
ここらでお開きということで。
INVASION OF THE BODY SNATCHERS Trailer