二大スター共演のミュージカル映画。
非常に人気のある作品ですね。
(スタンリー・ドーネン監督/1957年)
ヘプバーン、掴みからして完璧。
もうお客さんの目を釘付けです。
監督以下、製作陣も超一流どころが勢揃い。
フランスロケが気分を一層
盛り上げてくれます。
ヘプバーンのキュートな魅力が爆発。
アステアは「ヘプバーンが出てくれるなら」
ヘプバーンは「アステアと共演できるなんて」
とお互いにラブコールの末、製作が実現したので
相手を立てる上品な仕上がりです。
「アステア ザ・ダンサー」ボブ・トーマス著/武市好古訳(新潮社)
ヘプバーンのダンスの場面も多く
実際、身体のキレも素晴らしいのですが
ミュージカルの、というより
エクソサイズ的なニュアンスのほうが強いですね。
(ミュージカルを踊るにはスリム過ぎかと)
アステアとの相性ということでいえば
脇で出演しているベテランのケイ・トンプソンのほうが
遥かにフィットしています。
アステアの代表作とは言えませんし
ヘプバーンのベストでもないでしょう。
しかしそんなことはどうでもよく
ただニコニコとカラフルな103分間に
酔い痴れればいいのです。
なんて素敵な時代だったのでしょう!
FUNNY FACE Trailer