バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

嗚呼、あなたは年上の女性 ② 恋のゲームの代償は殺人犯人・・・”狙われた男”

 

オランダ人の青年画家ヤン

(ハーディ・クリューガー)

ロンドンにやってきて半年ほど。

ある日画廊で

一人のマダムに声を掛けられます。

 

(有閑マダムに扮するミシュリーヌ・プレール

 

子供をからかうような態度の彼女に

最初は反感を覚えたハーディでしたが

結局自分のアトリエで絵を教えることに。

 

 

積極的にモーションをかけてくるミシュリーヌ

 

 

あっという間に年上熟女の誘いに

陥落してしまうハーディ

 

「あなた可愛いわね。次は私の部屋に遊びに来ていいわよ」

 

 

当日ハーディは有頂天

超ハイテンションで彼女のアパートに向かいます。

(映画はこの場面がオープニング、二階建てバスから駆け下りたハーディがカメラに微笑みかけるカットが印象的)

 

 

ドアをノックしますが返事がありません。

鍵がかかっていないのでそのまま室内へ。

ゴージャスな内装に驚きつつ

ソファに寝そべって、ミシュリーヌの帰りを待つことに。

 

 

しかしやってきたのは、なんと警察でした。

「この部屋の住人は今しがた殺されたばかりだよ。君がやったんだろう?」

 

頭が真っ白になって動揺しまくるハーディ。

必死になって否定しますが、圧倒的に状況は不利。

 

 

タフな刑事(スタンリー・ベイカー)に

一晩中尋問され、疲労困憊のハーディ。

 

取り調べを続けるうちに刑事は

「もしかすると別に犯人がいるのでは?」

との疑念を抱くようになります。

 

二人は謎を解くために

空港へ行って

ある人物の到着を待ち受けるのですが・・・

(結末にどんでん返し~ツイストが用意されています)

 

 

この映画でのミシュリーヌ・プレール

40歳手前の頃で

面白いように若い男を手玉に取ります。

(それにのせられるハーディ・クリューガーの演技も敢闘賞もの)

 

画家の国籍(名前)を外国にしてあるところが

ポイントで、

洒落たエンディングになっていますね。

 

鬼才ジョゼフ・ロージー

赤狩りを逃れてイギリスで撮影した

1959年度作品。

 

リチャード・ベネットによる

巻頭のGROOVYな

タイトルテーマがナイスです。

 

 

Main & End Title music from "Blind Date" (1959) [aka Chance Meeting]

www.youtube.com