バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

観客を引っ掛けない誠実な佳作 ”陽のあたる場所”

 

ジョージ・スティーヴンス監督の

1951年度作品。

大変に有名な映画で

アカデミー賞各部門を

多数受賞していますね。

 

 

モンゴメリー・クリフト

同じ職場のシェリー・ウインタースと

恋仲になるのですが

 

 

金持ち令嬢の

エリザベス・テイラーと知り合い

夢中になってしまいます。

 

(鼻ぺったんこ接吻シーン)

 

(クリフトの誕生日を祝うために精一杯の準備をしたウィンタース、一人寂しくクリフトの帰宅を待ちます)

 

ウィンタースはクリフトの赤ちゃんを

身籠っていたのです。

「しっかり責任を取って欲しい」

とクリフトに迫ります。

 

 

重い現実から目を背け

テイラーと遊び惚けるクリフト。

「テイラーと結婚すれば俺も上流階級の仲間入りができる。それにはやっぱりあいつが邪魔だ・・・」

 

 

クリフトはウィンタースの殺害を決意

ボートに乗せて

人けのなない場所で

突き落そうとします。

 

(ウィンタース、この場面で素晴らしい演技を披露)

 

 

終盤の法廷シーンも迫力があります。

(実際にボートを持ち込んで検分する)

 

 

主役3人のキャスティングが成功していますし

ストーリー展開がシンプルなので

筋を追うのが容易です。

 

この手の映画ですと

時系列が崩されていたり

伏線が張り巡らされていたりすることが多いのですが

安易にそういった方向に走っていないのは

好感が持てますね。

 

安定安心の佳作であります。

 

A PLACE IN THE SUN     Trailer

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