
サーカスが舞台になっている映画って
かなり多いんですよね。
昔は身近な娯楽だったのでしょうね。
デンマーク出身の
"THE DEVIL'S CIRCUS"(1926年)
もそのひとつですが
(邦題は ”悪魔の曲馬団” と、江戸川乱歩の初期作品のような訳になっています)
これが良いんですよ。
主役は
僅か26歳で亡くなったチャールズ・エメット・マック

シアラーが劇団員~空中ブランコの乗り手なので
当然その場面が出てくるのですが
アングルが斬新なんですね。

非常に目を惹きます。


これ、ヴィム・ベンダースの有名作
”ベルリン・天使の詩”(1987年)で
オマージュされてますね。
スルスルと綱を渡っていくところなど
完全にリンクしてます。

他のシーンも臨場感満点
ヘイズ・コード(表現規制法)が実施される前ですので
女性団員の衣装の露出度がかなり高い。

サーカスには付き物の動物曲芸ですが
この作品に出てくるライオンは凄いですね。
頭数も多いですし
無茶苦茶元気というか獰猛なんですね。
怪我人、出なかったんですかね・・・

脇の役者さん達も
サイレント時代、非常にポピュラーだったメンツが揃っています。
なかでもシアラーに嫉妬を燃やす
カーメル・マイヤーズが強烈。

70分の小品ですけれど
サーカスシーン以外のドラマパートでも
演技がしっかりしていて、
ラストにきっちりオチがつく展開になっています。
決してキワモノ系映画ではありません。

機会がありましたら是非本編をどうぞ
scene from "THE DEVIL'S CIRCUS" (1926)