バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

聴いて聴いて聴きまくる

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音楽や本、映画についてはそれぞれ

評論家という人たちが居ますね。

確かにこれらのジャンルはソフトの数というか

アーカイブがとんでもない量ですから

良き水先案内人として、その存在価値は少なくないと思います。

 

で、それぞれ持ち味があるわけですが

この中山康樹(惜しくも既に亡くなられました)という方は

独特のスタイルがありました。

 

基本はジャズなんですね。

特にマイルス・デイビスの熱狂的なファンで

海賊版含めてもう全部聴いて、批評する。

 

「マイルスを聴け!」というガイドブックなどは何度も版を

新しくしていますが、とてつもないボリュームです。

 

で、普通ジャズの評論家はジャズ専門なんですが

この人はボブ・ディランビーチボーイズのファンでもあって

これらについても全曲解説などをやったりしています。

ストーンズとかジョン・レノンの著作もありますね。

 

よく「体力がある」とか言いますが

そういう意味では尋常ではない「聴く体力」があった人ですね。

だってマイルスの60年代後半~70年代前半のアルバムなんて

1枚聴いただけで、身体ヘロヘロになるくらい疲れるのに。

 

語り口はかなり強引で、良いものは良い、ダメなものはダメの

2択。

うーん、そうかな?と読んでいて思ったりもするんですが、

圧倒的な熱量で

音楽に向かい続けた姿勢には頭が下がります。

 

天国でも毎日、浴びるように聴いてくださいね。

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