バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

超絶技巧、人間が出来るのはここまで~WEATHER REPORT

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WEATHER REPORTといえば

ジャズ/フュージョン史上、もっとも知名度の高いバンド。

創立&中心メンバーの

ジョー・ザビュヌルとウェイン・ショーター以外は

メンバーがかなり入れ替わりましたが

一般的には、

ジャコ・パストリアスとピーター・アスキン在籍時

(1978年~1981年)が

よく知られていますね。

 

 ですが私は

そのあとの時期の編成が好きなんですね。

 

Molasses Run (1983)

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ベースがヴィクター・ベイリー

ドラムスにオマー・ハキム

パーカッションにホセ・ロッシー

 

とリズム隊が総入れ替えになっていますが

演奏のダイナミズムは、むしろこのメンバーのほうが上かと。

各人、無茶苦茶テクニシャンですもん。

 

Two Lines (1983)

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このメンツでの来日公演、行く機会がありましたけど

凄かったですよ~

だって演奏が止まらないんだもん。

この辺りでそろそろ、とかがない。

新メンバーは若いし、フィジカルも強靭なので

ジョーとウェインも

君たちに任せたよ~

という表情ですね。

 

Can It Be Done  (1984)

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こちらは珍しくボーカル入りのナンバー。

ロディアスな佳曲ですね。

 

ほどなくバンドは解散となるのですが

もうこれ以上には行きようがないところまで到達しましたから

無理のない話。

 

その後、

時が流れて

ジョーとウェインの再開ライブの映像。

この時ジョーは既に体調おもわしくなく

間もなく天国へ旅立ちます。

 

ジョーがウェインを見つめるシーンがなんともいえないですね・・・

 

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