イーグルスの ”ホテル・カリフォルニア”
って、おそらく史上もっとも有名なロックナンバーでしょうね。
発表されてから40数年経過してますけど
これからも廃れることはないでしょう。
バンコクのライブハウスやパブでも
よく聴きますよ。
当時(1977年頭)かな、
私もLP(アナログ)盤、買いましたよ。
話題になってましたからね、周りでも。
うん、重厚で素晴らしい仕上がりですけど
個人的にはね、ひとつ前の
"ONE OF THESE NIGHTS"~呪われた夜~
という邦題の付けられた作品のほうが
好みだったなあ。
ONE OF THESE NIGHTS
イーグルスの魅力って
独特の翳りというか暗さにあると思うんですよ。
カントリーがベースですけど、おひさま燦燦のアウトドアでなく
どこか不健康な室内サウンド、ある種引き籠り的な。
このアルバムはそういう彼らの特徴が
一番よく出ているかなと。
あと、ビッグヒットが3曲含まれていますが
と、それぞれリードボーカルが違うんですね。
その意味でもバランスが良いかなあと。
(ホテル・カリフォルニアって、ドン・ヘンリーのソロ・プロジェクト
みたいなところあるでしょ。他メンバーの比重が非常に軽いですよ)
HOLLYWOOD WALTZ
シングルナンバー以外にも
佳曲が収められていますしね。
オリジナルメンバーのバーニー・リードンが
残していった、「さよならソング」の
"I WISH YOU PEACE"
のエンディングの余韻も美しいし。
I WISH YOU PEACE
私はイーグルスの大ファンというわけではないけれど、
一押しは?と聞かれたら
このアルバム一択です。
未聴の方がいたら、
ジャケットのおどろおどろしさに惑わされず
(ホラー映画のサントラではありません)
是非、お試しを。