バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

ドゥービーとリトルフィートが盛り立てるカーリー・サイモンの好盤 ”ANOTHER PASSENGER”

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カーリー・サイモン

もう70代なんですね・・・

ティーンエージャーの頃から活動していますので

キャリアは軽く半世紀越え。

 

THE SIMON SISTERS    Turn,Turn,Turn

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なんといっても70年代の活躍ぶりが鮮やかでしたね。

スタイルの良い人で

セクシーなジャケットが話題になったりもしました。

 

ソロ第一作からほとんどの曲がオリジナルですので

その意味ではシンガーソングライターのカテゴリーの人なんですが

(ギターもピアノも弾きますし)

ジョニ・ミッチェルローラ・ニーロとは肌合いが違うし、

かといってロックシンガーというイメージでもなく

独自のポジションでしたね。

 

Harf A Chance

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私のフェイバリットは76年の

”アナザー・パッセンジャー”というアルバム。

決して商業的に成功した作品ではないのですが

当時、アナログで愛聴していました。

 

Fairweather Father

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まず良い曲が多いですね。

あと演奏が最高です。

ドゥービー・ブラザースとリトル・フィートのメンバーが

大々的に参加していますが、

聴き惚れちゃいますよ。

普段自分たちのグループでずっと一緒にやっているわけで

プレイが”練れてる”んですね。

 

プロデューサーのテッド・テンプルマンが

これまた実に良い仕事。

仕上げの塩梅が絶妙で。

カーリーはこの前後の作品で、

リチャード・ペリーやアリフ・マーディンといった

著名なプロデューサーと組んでいますけれど

それらと比較しても

一番ハマってると思いますね。

 

In Times When My Head

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カーリーはボーカリストとしては

決してレンジの広い人ではないですけれど

熟練のミュージシャンの演奏、的確なプロデュース&アレンジによって

最大限に彼女の良さが発揮されている

このアルバム、

 

今でもお気に入りの一枚であります。