もう70代なんですね・・・
ティーンエージャーの頃から活動していますので
キャリアは軽く半世紀越え。
THE SIMON SISTERS Turn,Turn,Turn
なんといっても70年代の活躍ぶりが鮮やかでしたね。
スタイルの良い人で
セクシーなジャケットが話題になったりもしました。
ソロ第一作からほとんどの曲がオリジナルですので
その意味ではシンガーソングライターのカテゴリーの人なんですが
(ギターもピアノも弾きますし)
かといってロックシンガーというイメージでもなく
独自のポジションでしたね。
Harf A Chance
私のフェイバリットは76年の
”アナザー・パッセンジャー”というアルバム。
決して商業的に成功した作品ではないのですが
当時、アナログで愛聴していました。
Fairweather Father
まず良い曲が多いですね。
あと演奏が最高です。
ドゥービー・ブラザースとリトル・フィートのメンバーが
大々的に参加していますが、
聴き惚れちゃいますよ。
普段自分たちのグループでずっと一緒にやっているわけで
プレイが”練れてる”んですね。
プロデューサーのテッド・テンプルマンが
これまた実に良い仕事。
仕上げの塩梅が絶妙で。
カーリーはこの前後の作品で、
リチャード・ペリーやアリフ・マーディンといった
著名なプロデューサーと組んでいますけれど
それらと比較しても
一番ハマってると思いますね。
In Times When My Head
カーリーはボーカリストとしては
決してレンジの広い人ではないですけれど
熟練のミュージシャンの演奏、的確なプロデュース&アレンジによって
最大限に彼女の良さが発揮されている
このアルバム、
今でもお気に入りの一枚であります。