バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

まさに映画の教科書、永遠の名作フランク・キャプラの ”或る夜の出来事”

 

これは決定版、映画史に燦然と輝く傑作ですね。

アカデミー賞のメイン部門を

総ゲットしましたし。

 

 

掴みからして外さないんですね。

モタモタしていない。

最初の数分間で観客の期待感が高まるわけです。

「おっ、これは面白そうな映画に違いない」

 

 

クラーク・ゲーブルクローデット・コルベール

絶妙な掛け合い。

特にコルベールは手先、足先にまで神経を集中させた

きめ細やかな演技をしています。

 

 

ロマンティックなシーンを適度に挟みながら

 

 

中だるみを避けるため

ストーリー展開に

ありとあらゆる工夫がほどこされています。

 

 

主役の二人だけでなく

 

 

ゲーブルの上司に扮するチャールズ・C・ロビンソン

コルベールの父親役ウォルター・コノリー

らがしっかり脇を固めています。

 

 

最後にエキストラを多数動員した

見せ場が用意されていて

しかし、エンディングのカットには二人が映らないんですね。

モノ~小道具(それまでに何度か登場していた)

のアップでジ・エンド。

実にスマートな編集処理!

 

脚本(ロバート・リスキン)

出演者のキャスティング

監督の捌き具合

 

全てのピースが100どころか200%

はまったパズルのような1時間45分。

 

もっともこれだけ完成度が高い作品を作られてしまうと

後に続く制作者は大変ですよね。

まさに ”ジェリコの壁” です。

 

ジェリコって何?

 

それは本編を観てのお楽しみということで。

 

It Happened One Night   Trailer

www.youtube.com