弦楽器の加わったジャズのアルバムって
結構多いんですよね。
持ち楽器にも依りますけれども
ある程度のリリース枚数ある人だと
1枚2枚はその手の作品があったりしますね。
FLY WITH THE WIND McCOY TYNER
マッコイ・タイナーの ”フライ・ウィズ・ザ・ウィンド”(1976年)
新田次郎の山岳小説とかに合いそうなジャケですよね。
当時、ジャズ喫茶でリクエストしたら顰蹙顔されました・・・
これも同じ頃の発売で
LPレコード買いましたねえ。
(専門誌で高評価だったから・・・あまり聴かずに手放してしまいました)
ストリングスをどう位置付けるかが
結構難しいような気もしますね、ジャズの場合。
スケール感、ゴージャスな面を出していくのか
アクセント的な効果を狙うのか
実験的な音作りを試みる方向もありますね。
その点、ボーカルとは相性がいいのかも。
ジャズ畑じゃない人たち(カーリー・サイモン、リンダ・ロンシュタットなど)も
こぞってオーケストラをフィーチャーした作品出してますし。
セールス的にもチャート上位にランクインすることも多いので
一定の需要があるんでしょうね。
CALIFORNIA DREAMIN' Diana Krall
私が聴いたなかで
これは弦の音がハマっている!
と感じたベストのアルバムは
クラウス・オガーマンとマイケル・ブレッカーの
”シティ・スケープ”(1982年)ですかね。
CITYSCAPE Claus Ogerman & Michael Brecker
ただムーディとかロマンティックということでなく
夜の帳の色彩や香りを
音で表現するとこういうサウンドかなと。
究極の都市型音楽ですね。
NIGHTWINGS
リズムセクションは強力な面子が揃っていますが
ウォーレン・バーンハートのピアノが
なかでも最高ですね。
(惜しくも昨年8月没)
深夜一人で耳を傾けるには
(彼氏や彼女と一緒の時のBGMとはちょっと違う)
最高の一枚ですよ。