バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

文系パパと数学天才息子のドタバタ家族コメディ "DEAR BRIGITTE"

 

ヘンリー・コスター監督の

1965年作品。

舞台はサンフランシスコです。

 

 

詩人で大学教授のジェームズ・スチュワート

奥さんにグリニス・ジョンズ

二人の子供(シンディ・キャロル/ビル・マミー)にも恵まれ

家族演奏会を開いたりする

幸せファミリーだったのですが

 

 

息子のマミーに人並外れた

計算能力があることが判明

 

 

学校や家庭に新聞社やテレビ局が押し寄せ

大騒ぎに。

 

 

マミーは単に算数が得意というレベルではなく

最新のコンピューターをも上回る

天才的な頭脳の持ち主だったのです。

 

 

ちゃっかりもののキャロルは

ボーイフレンドと組んで

「天才シャツ」を製作

小金儲けに邁進。

 

学究肌のステュワートはそんな騒動を毛嫌いするのですが

家族の周辺には怪しい人物が出没し始めます。

 

 

マミーにとっては競馬の勝ち馬を予想することも朝飯前。

遂には大金を賭けて

ここ一番の大勝負に出たのですが・・・

 

さてこの映画のタイトル

"DEAR BRIGITTE" は

マミーが毎日ファンレターを書くほどの

ブリジット・バルドーの大ファンであることから

付けられているのですが

 

 

なんとバルドー本人から

招待状が届き

スチュアートとマミーは

フランスのバルドー宅を訪問します。

(バルドーはスチュワートの詩集を読んでいて、暗唱できるほど親しんでいた)

 

(バルドーに優しくしてもらい夢見心地のマミー)

 

ちなみに映画のポスターや配役表には

バルドーのクレジットはありません。

いわゆるカメオ出演ですね。

 

 

作品全体としては

いまひとつ演出の冴えが無く

間延びした印象もあるのですが、

包容力のある態度で家族間の

バランスを上手く按配する

グリニス・ジョンズが好演です。

 

しかし邦題の

”ボクいかれたヨ!”

というのは酷いですねえ。

(まあ、マミー君の気持ちはそうなのですが)

 

単に

”拝啓バルドー様”

とかで良かったのでは?

 

At Bardot's House from "DEAR BRIGITTE"

www.youtube.com