「処女の泉」(1960年)
数多くの賞を受賞した名作ですが、
観て感じたのは
”迷いが全く感じられない”作品だと。
監督の意図が明確で、どのシーンも
これがベストテイクなのだ、
という自信に溢れてるんですね。
これ以上どう撮りようがあるのかね?諸君、
といった。
名優マックス・フォン・シドー、素晴らしいの一言。
こちらはもっと寒い国、アイスランドの
「春にして君を想う」(1991年)
テーマは老人問題、子供たちを訪ねても邪険にされるだけの
一人の老人が向かった場所とは・・・
どこの国でも事情は似たようなもので、日本のテレビの
2時間ドラマ枠で日本人俳優が演じても全く違和感がありません。
後半のアイスランドの原野の風景がひたすら物悲しく、美しいのです。
シニアの方は
特に必見ですよ。
機会があれば是非本編を、じっくりとどうぞ。