バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

増村保造&若尾文子 監督と女優の幸運な二人三脚

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監督と女優のコンビネーションというと

溝口健二田中絹代

成瀬巳喜男高峰秀子

小津安二郎原節子

などがすぐ思い浮かびますね。

 

監督さんにとって抱いている作品世界のイメージを

うまく表現してくれるということなのでしょう。

(プライベートな面の結びつきもあるのかもですが)

 

それでいくと、

増村保造若尾文子のタッグも他の追随を許さないものでした。

「妻は告白する」(1961年)など凄いですよ。

 

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 若尾文子は今でいう女性ストーカー的な役どころなんですが

これがしつこい、情念の塊。

楳図かずおの描く蛇女のようです。

髪の毛とかハラリと垂れたままで、じっと廊下の向こうで

立ちつくしているんですね、

おお、怖い、怖すぎる。

 

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youtu.be

 

増村監督の初期作品

”巨人と玩具”(1958年)では野添ひとみ

アナーキーな魅力、爆発です。

 

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先日、八千草薫さん

亡くなられましたね。

 

ご主人は谷口千吉監督で、これまた映画が取り持つ

お二人でした。

ご冥福をお祈りします。