監督と女優のコンビネーションというと
などがすぐ思い浮かびますね。
監督さんにとって抱いている作品世界のイメージを
うまく表現してくれるということなのでしょう。
(プライベートな面の結びつきもあるのかもですが)
それでいくと、
「妻は告白する」(1961年)など凄いですよ。
若尾文子は今でいう女性ストーカー的な役どころなんですが
これがしつこい、情念の塊。
楳図かずおの描く蛇女のようです。
髪の毛とかハラリと垂れたままで、じっと廊下の向こうで
立ちつくしているんですね、
おお、怖い、怖すぎる。
増村監督の初期作品
”巨人と玩具”(1958年)では野添ひとみの
アナーキーな魅力、爆発です。
先日、八千草薫さん
亡くなられましたね。
ご主人は谷口千吉監督で、これまた映画が取り持つ
お二人でした。
ご冥福をお祈りします。