知らない人など居ませんよね。
今や日本の国民的アーティストですもん。
シュガーベイブ解散後のファースト&セカンドソロの発表は
1976~1977年。
私、中学生だったんですがLPレコード、ほぼオンタイムで買ってました。
おお、なんと力強いサウンド、ボーカル!
変化球(過多な情緒や自己憐憫など)を一切使わない直球勝負。
それまでの邦楽にはなかった骨太さを感じたんです。
でもクラスの友人で知ってる、聴いてるというヤツは居ませんでしたね。
例え音楽好きであったとしても。
だから数年後に大ブレイクしていくというのは
ちょっと想像がつきませんでした。
まして、現在に至るまで長く第一線で活躍し続けるなど。
私にとってのタツローとはこの最初の2枚が全てです。
勿論、後に続く作品も素晴らしい。
まさに横綱相撲です。
でも同時に「ああ、もう自分が聴かなくてもいいんだ」という
気持ちが湧いたんですね。
「自分が10回、100回聴いてもそれはただの一人のリスナーに過ぎない。
このアーティストはそういう次元で勝負していく人ではないんだ」
と言えばいいのか。
まあ、そんなブツクサはともかく
特にセカンドアルバムのSPACYは名盤中の名盤であります。