今から40数年前、
確かね、中学3年の頃だと思うんですが。
山下達郎のアルバム(LP)を買ったんですね。
ファーストかセカンド、どっちを先に買ったのかは
もう覚えてないんですけども。
でね、「おお、これは今まで聴いてきた日本のポップスとは違う」
なと。
ボーカルと演奏が真っ正面から切り込んでくるんですね。
相撲でいえば、がっぷり四つというか。
立ち合いのタイミングをずらすとか、横に飛ぶとかね
変化技一切無しなんです。
Windy Lady
でも同時に思ったんですね。
「この人は知る人ぞ知る、マニアックな立ち位置になっていくのかな」
って。
切れ味が鋭すぎて、リスナーのほうが付いていけないんじゃないかって。
実際、アルバムのセールスはどちらも良くはなかったんですね。
(オリコンで50位前後じゃなかったかな)
周りでも、聴いてる友人は居なかったですよ。
だから後に、ヒット曲が生まれて
アルバムがベストセラーを記録していく~
なんて、
ちょっと想像できなかったですね。
完成度ということでいえば
"RIDE ON TIME" "FOR YOU" "MELODIES"
といった後の一連のアルバムのほうが上だと思うんですね。
まさに横綱相撲ですから。
この2枚の頃は製作条件も悪く、
(特に、"CIRCUS TOWN" の後半4曲のロスアンジェルス録音時など)
予算的な限定もあって、決してベストのレコーディングではないんですね。
にもかかわらず、敬遠しないで直球勝負、
まさに音楽職人~アルティザンとしての
矜持が(LPの)盤面に充満してるんです。
Spacy
学校(生活)にまったく興味が無くて
完全な ”帰宅部”でしたからね。
部活など一切やらずに
飛ぶように部屋に帰って
A面、B面とひっくり返して
何時間も聴き続けたものです。
遥か昔の我が、TATSURO DAYS ですね・・・