ロック~ポップスに興味のある人なら必携
一家に1枚のフィル・スペクターのBOXセット。
全4枚組(そのうち1枚は既に単独で発売されていたクリスマスCDなので
反則気味ですが・・・)
のボリュームで、
60年代のフィルのプロデュース作品が
一通り収められています。
典型的なウォール・オブ・サウンド、
絶対にヒットさせるぞ!
という確信&意気込みが感じられますね。
雷鳴と雨の効果音が大々的に挿入された
これまたスペクター会心の一作、
チャートでは20位台の中ヒットでしたが
評価の高い曲ですね。
ソウルフルな歌唱と仲の悪さ?で知られる
ライチャス・ブラザース。
「ふられた気持ち」の特大ヒットが有名ですが
キャロル・キング&ジェリー・ゴフィン作の
この曲が個人的に好みです。
”フィルとその一味”では外様の
モダン・フォーク・カルテットですが
ニルソンが書いたこのナンバー、素敵ですね。
しかし当時は未発表・・・
スペクターが全精力をかけて送り出した
スペクターサウンドの集大成ナンバーですが
アメリカではなんと全くヒットせず。
ちょっと「詰め込み」過ぎかな?
ともかくこれらの一連の作品は
絶対的テキストであります。
学校の教科書というものは、実に味気なくて
つまらないものですが、
こちらは何度聴いても飽きません。
一曲で2度美味しい、のであります。
日本のロック、ポップスシーンにも
多大な影響が伺えますが
このCMは、ウォール・オブ・サウンドではありませんね、
こりゃまた失礼・・・