勅使河原宏監督の1966年度作品。
原作、脚本が安部公房ですから
”普通の”作品ではありません。
事故で顔面に大きな傷を負った仲代達矢、
精巧な人工皮膚の仮面を装着することにより
”顔”を取り戻すのですが・・・
スタイリッシュな勅使河原監督の映像が
今観ても超モダーン。
そして役者陣がこれまた超豪華です。
1962年の”おとし穴”
1964年の”砂の女”
に続く三部作最終作ですが、
ストリー的には本作がもっとも分かりやすい1本かと。
本編中ではサブの位置づけですけれど
入江美樹(後に小澤征爾と結婚)の
美しいこと、美しいこと。
入江美樹は
1965年の勅使河原作品、
短編の ”白い朝” にも
出演していますね。