楳図かずおの代表作の一つ
”漂流教室”
連載が1972年~74年。
当時は小学生だったんですが、毎週毎週
もう待ち遠しくて
貪るように読んでましたね。
その頃のサンデーは
ダメおやじ(古谷三敏)
男どアホウ甲子園(水島新司)
などの人気作品も連載されていたと思いますが
もう私は、漂流教室の一択。
週刊の少年誌って結構、ぶ厚いんですよ。
だから保管場所に困っちゃう。
親にも怒られるし。
なので強引に引きちぎって、漂流教室の部分だけ残して
紐かなんかで括って「合冊」してましたよ。
で、何度も何度も読み返すわけです。
それだけの衝撃と吸引力があったんですね。
その後、私は楳図ワールドに
どんどんと引き込まれていくことになるのですが
そのきっかけになった思い出深い作品です。
(大傑作の ”おろち” も同誌に1969年~70年に掲載されていましたが
その頃は小学1~2年だったので、オンタイムでの記憶は無いですね)
漂流教室は例えていうと
なんですよね。
何時間居ても飽きないんです、だから。
この作品は(他の楳図作品もそうですが)
非常に緻密に計算&設計されてるんで
他の人がですね、いじっちゃダメなんですよ。
実写で複数回映画化されてるようですけど
(私は観ていません)
それはね、禁じ手です。
アンタッチャブルの領域なんですよ。
私のなかでは
といった絵画の巨匠よりも
ずっとずっと上の存在なんですね、
楳図かずお、という人は。
だって、凄いでしょう?
素晴らしすぎるでしょう?
半世紀近く前からずっとそう思っていて
今に至っております。
グワシ!