ヴァン・モリソンといえば
ロック界最高峰のボーカリストの一人。
私もファンでして、70年代~80年代にかけてのアルバムは
大体、揃えていました。
そのなかで際立って”低評価”の作品が
1973年発表の ”HARD NOSE THE HIGHWAY”
日本語のタイトルが「苦闘のハイウェイ」
なんというか社会的なテーマの硬派ロックナンバーが入ってるのかな
という感じしません?
ジャケットワークからしても。
このアルバムが出た時、有名なロック雑誌(ローリングストーン誌)が
一つ星の採点をしたんですね。
つまり最低評価、際立ってダメダメのレベルだと。
なので、私
このLPはパスしたんですよ。
後追いもずっとしなかった。
Wild Children
ずっと後年になって、曲単位で聴いてみたらですね
あら~! 凄く良いじゃないの。
メロディーも綺麗&ピアノが前面に出ていて
洗練された美しさがありますね。
Autumn Song
この曲なんか、ヴァンのキャリア全体でも
特にロマンティックな響きがありますね。
非常にGOOD。
これで星一つというのはあまりに過小評価ですよ。
確かに70年代のヴァンは傑作連発だったので
他のアルバムでもっとテンションが高い
気合の入った曲がいくらでもあるんです。
でもこういうのも充分ありですよ。
ジャケットの印象が乖離しちゃってるのも痛いっすよね・・・
こんな感じにしたら(撮影は名匠 ノーマン・シーフ)
随分、違ったんじゃないかなあ。
タイトルもそうねえ、
”LOVE, AUTUMN, CHILDREN”
とかに変更して。
バックコーラスに
ジャッキー・ディシャノンも参加してますしね。
5、じゃないけど
4スターの素敵な1枚!