タイで新型コロナの感染が急増しています。
この10日間ほどは、タイでは一番長い休みが取れる
タイ正月~ソンクランでしたので
帰省先や旅先で陽性が判明することも多く、
各地で病床不足などが伝えられています。
タイ正月といえば派手な水かけ合戦で有名。
私はかつて、イサーン(タイ東北部)の町やリゾート地のパタヤなどで
洗礼を浴びました。
水をかけあう、などという生易しいものではありません。
もう、ある種の闘いです。
去年も中止でしたので
今年こそはと楽しみにしていた人も多かったのですが
感染拡大防止のために水かけ禁止令が通達されて
2年連続の静かなお正月となってしまいました。
今回の陽性者急増(タイでは第三波)は
初期クラスター発生の場所が歓楽施設となっています。
日本語の報道ですと
パブ、バー、ナイトクラブ・・・
といった言葉が使われているようですね。
そうすると、
このようなイメージを持たれる方が多いのでは?
多くの店名が挙げられているので
一概には言えないのですが、
その大多数はむしろ
ライブハウス、といったほうが近いような気がします。
(あるいはディスコ~DISCOTHEQUE)
ステージがあって、比較的施設も大きい規模。
人気アーティストが登場する日には
相当数の人が詰めかけます。
メインの客層は圧倒的にタイの若年層ですね。
(外国人含めて、よりアダルト層向けのショーパブ的な店もありますが)
日本でブルーノート、ありますよね。
演奏を聴きつつ食事やお酒を楽しめる。
それをカジュアル&派手派手にして
お客さんも踊れるような。
ただの飲み屋さんですと
お客さんの出入りがありますけれど
出し物があれば、当然その時間に合わせて
人が集中することになります。
途中で帰る人も居ないでしょうから
感染しやすい環境だったのかもしれませんね。
そもそも一人では出かけませんし
顔見知りを見かけるとグループの規模が大きくなっていったり。
場所を変えて飲み直そう、食事に行こう
という流れにもなっていきます。
現在はこういった施設全般に休業通達が為されていますが
再開後についても、なかなか厳しい部分があるような。
さすがに客足は容易には戻らないのではないでしょうか。
第一波、二波の時よりも
世間の目はより厳しいものになるでしょうし。
知り合いのタイ人に言われました。
”お酒を出すような店に行かないほうがいいわよ”
ええ、最近は家飲みにしていますよ。勿論一人で。
と答えると
”それもダメ、お酒そのものを止めなさい”
との厳しいご指摘。
(酒と聞いて嫌悪感を示す人は割に多いです、タイでは)
それにしても来年は
水のあるお正月を迎えられるといいですね・・・