これはきてます。
いっちゃってますね。
ビーチボーイズの1967年発表
”スマイリー・スマイル”
真のカルト名盤の名に恥じない
訳の分からない作品集。
A面、B面(LPレコードの話ね)
のトップには非常に出来の良いシングルヒット曲が
置かれているのですが
それ以外のナンバーが摩訶不思議。
Whistle In
メンバーのハーモニーと効果音を中心に
最小限の楽器のみを使った
サウンドコラージュが展開されています。
Wind Chimes
歌詞も通常のラブソングのそれではなく
超現実的(あるいはナンセンス)な語句のオンパレード。
一つの文章を延々と繰り返すなど
「これがあの太陽燦燦、波乗りバンドのビーチボーイズ?」
と誰もが戸惑うアナザー・ワールド全開です。
まあ、どんなバンドにも
”えっ?”
という方向&内容のアルバムはありますけれども
これは極めつけですね。
それまでのビーチボーイズのシングルヒットが好きな人が聴いたら
とても、とても
ガッカリするはずです・・・
しかし時は流れて、今はこのアルバムを愛するリスナーも
そこそこ居るようです。
(私もそうですが)
評論家筋からのレイティングも後年になるほど
高めですね。
でもしかし
最初に買う一枚ではないですよ、ビーチボーイズの。
Little Pad