1970年代に(異常に)人気のあった
これがまたカントリーと並んで、苦手のジャンルでして。
当時からほぼ完全にスルーし続けて
はや半世紀。
このまま聴かずにこの世とおさらば~
というのもなんなので、
あまりにも今更ながら、代表的とされている
バンド&作品に耳を傾けてみました。
クリムゾンキングの宮殿/キング・クリムゾン
こわれもの/イエス
狂気/ピンク・フロイド
うーん、率直な感想はまず
”思ったよりは聴きやすいなあ”
と。
70年代当時にこの手の音楽を遠ざけていた理由として
・音楽を演奏しているというより、いじくりまわしている気がする
・ジャケットワークも含めて、歌詞やサウンドが「盛り過ぎている」ような
・ボーカルパートが弱い
などがあったんですね。
(僕が愛するロック名盤240/ピーター・バラカン)
よく知られている音楽評論家の著作を拝見しますと
ピーター・バラカン氏はあまりお好きでないようですね。
クリムゾンの名前が挙がっていますが
初期のアルバム群ではなくて
80年代の”ディシプリン”時代をチョイスされています。
私もこの時代のアルバムは好きでした。
でも、プログレ~という範疇では
ないような気もしますね、この頃のスタイルは。
Three Of A Perfect Pair KING CRIMSON
ピンク・フロイドの”狂気”は
編集の勝利ですね。
フィルムの構成を完璧に仕上げた映画のような。
アラン・パーソンズのきめ細やかな作業は
のちの自身のプロジェクトでも
存分に発揮されてますね。
Then YES
3組のなかで一番惹かれたのは
イエスかな。
バンドとしてのコンビネーションがいいですし、
プログレ系のバンドとしてはボーカルもかっちり、まとまってますから。
あとルックス~見た目も際立ってますよ。
(ロックミュージック進化論/渋谷陽一)
ただ、熱烈なファン(&評論家)の方が抱くような興奮、親近感
には、ちょっと遠いというのが
昔も今も変わらぬ感想ですね。
どうしても
演奏面でいえばジャズ
ボーカルの上手さということならR&B~ソウル
のほうに耳がいってしまうようです、自分の場合は。
いや、でも待てよ
ルネッサンスのアニー・ハズラムは驚異的な声してますよね
Can You Understand?~Ashes Are Burning RENAISSANCE
ジェントル・ジャイアントも
独特なサウンド&ボーカルで
一度聴くと忘れられませんね。
On Refrction GENTLE GIANT
ブツブツ言いながら
結局、楽しんで聴いてますね・・・