バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

貶しどころは多いが、褒めどころが少ないリメイク映画 ”スペースインベーダー”

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ホラー映画の金字塔

悪魔のいけにえ”で知られる、トビー・フーパーの1986年作品。

(こちらはホラー系ではありません。B級テイストのSFムービーです)

 

或る晩、一人の少年(ハンター・カーソン)が

町はずれに巨大なUFOが着陸するのを目撃。

 

それ以来、彼の周囲の人間の様子がおかしくなっていきます。

 

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優しかったパパやママも虚ろな表情

 

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学校の先生も挙動不審

 

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円盤に乗り込んでいた宇宙人が、片っ端から人間を操って

地球を征服しようとしていたのですね。

 

少年と(まだ正気を保っている)リンダ先生は

海兵隊に助けを求めます。

 

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人間チームが勝ちました。

 

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少年の両親も宇宙人のマインドコントロールから解放されて、

笑顔が家庭に戻ります。

「さあ、今夜から安心して眠れるわよ」

 

ところがところが・・・

というお話なんですね。

 

役者陣が相当に豪華なラインアップ

 

ルイーズ・フレッチャー(”カッコーの巣の上で” のアカデミー主演女優賞受賞)

カレン・ブラック(”ファイブ・イージー・ピーセス” ”華麗なるギャッツビー”でゴールデングローブ賞受賞)

ティモシー・ボトムス(”ジョニ―は戦場へ行った”で主役の兵士役)

ラレイン・ニューマン(”セサミストリート” や ”サタデー・ナイト・ライブ”で知られるコメディエンヌ/声優)

 

にもかかわらず、演技がスカスカ。

(というより芝居のしようが無かったのかもですが)

SFXのセットや宇宙人の造形も今一つで

手に汗握らない、仕上がりになってしまっています。

 

そこがまた乙なもんだねえ、というマニア向け鑑賞作品ですね。

 

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さてこの映画は、1953年の同名作品がオリジナル。

当時としては比較的珍しいカラー製作です。

 

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こちらも傑作、ということはないのですが

ところどころに印象に残るカットがあります。

(少年を助ける先生が、カレン・ブラックよりも美しくてセクシー)

 

「名作」なんて興味ないよ、という方は

2本続けてお楽しみくださいませ。

(オリジナル版の子役が、86年版では警察署長役で出たりしています)

 

Invaders From Mars (1953)  Trailer

www.youtube.com

 

Invaders From Mars (1986)  Trailer

www.youtube.com