バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

超性格悪し&反省一切無し、底意地の悪さを演じたらピカイチのジャンヌ・モロー

 

2017年に亡くなった

フランスの大女優

ジャンヌ・モロー

1966年主演作(監督/トニー・リチャードソン

 

舞台は平和なフランスの片田舎

の、はずなんですが

 

 

こ、洪水だ~

 

 

ほ、放火だ~

 

 

か、家畜が毒殺されとる~

 

と村中は大騒ぎになります。

いったい、誰の仕業なんだ

見つけたら半殺しにしてやる!

 

 

犯人捜しに懸命の警察を手助けする

ジャンヌ・モロー

 

 

彼女は村の学校に赴任してきた教師。

勤務態度も至極真面目で

村人からの信頼も厚く、尊敬されています。

 

で、犯人はこの人なんですね。

完全な単独犯。

涼しい顔で村人を恐怖に陥れます。

 

 

ある晩、一連の出来事の犯人ではないかと疑われていた男を誘惑して

屋外で濃密な情事に耽ります。

 

(自分が疑われているのが嫌で)村を出ていこうと思う、と男から聞いたジャンヌは

 

 

翌日、汚れた服のまま

茫然とした表情で村を歩きます。

 

「先生、いったいどうされたんですか? まさかあの男に・・・」

 

もともと疑惑の目を向けられていた男は

この後、怒った村人たちに殺されてしまいます。

「とんでもない野郎だ。これで村に平和が戻るだろう」

 

 

一連の騒ぎが収まった後、ジャンヌは盛大な見送りを受けて

村を去ります。車中でニンマリ・・・

 

というわけで、彼女の悪事は一切バレず。

次に訪れる土地でも同じことを繰り返すのでしょうね・・・

 

 

犯行の動機ですが

主人公の性的な不満~婚期を逃した30代女性の

を仄めかすシーンが随所に挟み込まれています。

(かなりエロティック)

 

昔風の言い方だと、オールドミスの葛藤ということでしょうけど

この手の役をやらせたら

まさにモローはピカイチですね。

日本の女優さんだと、誰が適役かな?

 

 

加賀まりこ

で、どうでしょう。

 

Scene From "Mademoiselle"

www.youtube.com