バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

好物が寿司! お茶目な宇宙人、その名は ”ウニトローダ”

 

1966年放送の ”ウルトラQ

円谷プロが手掛けた空想特撮シリーズの

記念すべきテレビドラマ第一作。

 

その後、何回もリメイクされていますが

やはりオリジナルの持つ魅力には

正直

なかなか及ばない・・・

 

 

そんななかで

2004年製作の

”ウニトローダの恩返し”

ウルトラQ dark fantacy 第8話)

は、オールドファンも楽しめる

エンタメ色満載の楽しいエピソードに

仕上がっています。

 

 

遊星人 ”ウニトローダ” は

ウニとトロが大好物の

心優しき宇宙人。

 

東京の下町で

町工場の経営者夫婦(なぎら健壱清水由貴子

寿司屋の大将と女将(ゆーとぴあホープふくまつみ)

などと地球での生活をエンジョイしています。

 

 

しかし、凶暴な宇宙怪獣 ”サビコング” が現れ

住人たちは恐怖のどん底に。

 

「皆さんの優しさに今度は僕が恩返しをする番です」

と、ウニトローダは自らの命を犠牲にする覚悟で

闘いを挑みます。

 

 

果たしてウニトローダは

無事で居られるでしょうか・・・

 

脚本構成が実に上手く作られていて

それもそのはず

ウルトラシリーズを初期から支えている

ベテラン上原正三の手によるもの。

 

 

設定が強引だったり

ムード先行になりがちな

他回と比して、実にバランスの良い塩梅なんですね。

 

 

オリジナルの ”Q” や ”マン” は

あくまでレギュラー陣を中心に

話が回っていましたが

後続のシリーズでは

知名度の高いゲスト登場回では

そちらにスポットが当たってしまうことが多く、

せっかくの連続モノの良さが

活かされていないような気がするのですが、

 

本作では袴田吉彦遠藤久美子草刈正雄のレギュラー組と

ゲスト陣のやりとりが絶妙。

かつ(大きくならない)宇宙人&巨大怪獣が

揃って登場し

特撮場面にも力が入っているという

サービス満点の神回です。

 

 

この当時は製作環境も宜しくなく

予算も潤沢ではなかったようです。

ギリギリの環境下で

これだけの充実作を送り出せたのは

まさに円谷作品を愛する人たちの想いが

結集したからでしょうね。

 

「どうも ”新マン~帰ってきたウルトラマン” より後は見る気がしないなあ」

とお嘆きの往年のファンも

きっと満足できる

愛すべき一本ですよ。

 

円谷英二御大も

きっと合格サインを

出していることでしょう、星の彼方から。

 

 

参考図書

ウルトラマンが泣いている」円谷英明著・講談社現代新書

 

・・・

 

さてさて

昨日行われたタイの総選挙

野党2党が優勢ということは

伝えられていましたが

 

 

なんとその順位が入れ替わり

赤(予想では200~250)→オレンジ(同じく100前後)

ではなく

オレンジ(150超)→赤(140台)

ということに。

 

首都バンコクおよび近郊県で圧倒的な

強さを見せつけました。

 

 

2党の得票数を合わせれば

軽く下院の過半数を超えるのですが

 

 

上院の数(任命制による250)を考慮すると

これでは足りないんですね。

 

従って他の少数政党との連立を

模索することになります。

 

 

まさに順列組み合わせの世界

 

当選した議員さんたち

これからも睡眠不足の日々が

続くことでしょう・・・

 

 

資料・画像引用&参考

BANGKOK POST/Thai PBS/ THE STANDARD NEWS/VOICE TV

*開票が100%に達していない段階での統計なので、最終的な数字と異なる場合が

あります。