先に見ていた
まったくマニアではない人間(私)の
英国メイド&同じ監督(ユージン・ルーリー)による
懐かしき怪獣映画2本の鑑賞記ということで。
”海獣ビヒモス”(1959年)
オープニングはですね、期待させるアングルがありましたねえ。
さしずめ日本なら
あたりが演じるのでしょうね。
ロンドンに(海)怪獣がやってくるぞ!
えっ、なになに?
うわー、逃げろや逃げろ
顔つきはどんな奴だ?
あ、あんまり怖くない・・・
続いて、
怪獣ゴルゴ(1961年)
ロンドンに怪獣がやってくるぞ
って、前作とほぼほぼ
おんなじカットでんがな。
あら、あっけなく捕まっております。
しかもそれほど巨大ではないし。
よーし、サーカスで見世物にしちゃおうっと。
おい、それは子供だ。
いかん、親がやってきたぞ。
こいつは手強い
止めようがない・・・
あとは逃げるしかないだろう
おい、押すんじゃないよ
大丈夫、親の怪獣は子供を取り返しにきただけなのです。
二匹は海へ帰っていきました。
(子怪獣の縮尺が変、あまりに小さすぎる・・・)
あっ、日本の ”大巨獣ガッパ”(1967年)の元ネタがこれなのですね。
そういえば外国の怪獣モノとしては
珍しく日本スタイル(着ぐるみのなかに人間が入って動く)なので
二本観た感想としましては、
うーん、”ゴジラ” は実に偉大な作品だったのだな
と改めて。
だって、これらの映画より
何年も前に作られているわけで。
怪獣の造形とか本編パートの役者さんの演技など
日本のほうが水準、上ではないでしょうか。
あと、マドンナ役が居ないんですね、2本とも。
水野久美とか星由里子のような存在が欲しかった。
また、この手の映画にはありがちなんですが
他作品からの流用フッテージがちと多すぎるんですよ。
でも、群衆がロンドンの街を逃げ惑う場面は
人数もかなり出ていましたし
良かったですね。
この監督さんは、ウクライナ出身なのですが
美術監督として
チャップリンの ”ライムライト”
サミュエル・フラーの ”裸のキッス”
など数々の名作を手掛けてるんですね。
構図もいいんですよ、人々が逃げまくるパートは。
そこに、力を入れたのかもしれませんね・・・
The Giant Behemoth Trailer
Gorgo Trailer