バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

クインシー・ジョーンズの音楽とティファニーの宝石がキラキラ ”蜃気楼”

 

グレゴリー・ペックとダイアン・ベイカー主演の

サスペンス映画(監督・エドワード・ドミトリク/1965年公開)

 

 

ヒッチコックを思わせるショットですね。

 

 

ペックは最近2年間の記憶を失っています。

そして怪しい男たちに命を狙われる羽目に。

私立探偵(ウォルター・マッソー)に助けを求めるのですが・・・

 

 

ペックの行く先々にベイカーが姿を現します。

彼女は味方なのか敵なのか・・・

 

ニューヨーク各地のロケーションが美しい。

しかしこの映画の最大のポイントは

音楽~サントラなんですね。

 

A Shot In The Park (From "Mirage")   Quincy Jones

www.youtube.com

 

後にマイケル・ジャクソンの一連の

メガヒットをプロデュースした

クインシー・ジョーンズが担当しているんですが、

映像に完璧にフィットしてるんですね。

 

ただ単に

「このシーンにはこんな感じのメロディーでいいだろう」

とかではなくて、

役者のセリフや動作の細かい所作ひとつひとつに

キッチリ合わせてるんですよ。

非常に細部に拘って音を付けている。

お見事、の一言です。

 

 

オープニングタイトルには

ティファニーの名も。

 

 

で、これがまた

監督さん

異常に気を遣って撮っています。

 

 

暗闇でピカピカ

光るんですね(笑)

 

 

イカー、取っ変え引っ変え

大車輪です。

 

 

ペックのアパートのシーンなんですが

ブレスレットがしっかり映るように

イカーの腕が不自然に動くんですよ。

これもまた、プロの仕事なんでしょうね・・・

 

サスペンス映画としては

中の上くらいの出来ですけれども

音楽を聴くために

観る価値のある一作ですね。

 

Mirage   Trailer

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