タイタニック、といえば
なんといっても1997年の
ディカプリオ版が有名ですね。
”A Night To Remember” は
それに先立つこと約40年前に製作された
イギリス映画(監督/ロイ・ウォード・ベイカー)
どちらも史実がベースですから
ストーリーの大枠は同じです。
ただ97年バージョンは
ディカプリオとケイト・ウィンスレットのロマンスに
かなりの比重がかかっていましたが
この58年版にはそういったトッピングは無し。
ですのでドキュメンタリー的な感触がありますね。
氷山に接触、船内への浸水、救命ボートでの脱出、そして沈没
これらのシーンについては当然、97年作のほうが
「盛り上がり」ます(不適当な表現かもですが)
オリジナル版のほうは今観ると
ウルトラシリーズの特撮パートみたく
見えたりしますから。
それに変わる見どころは
役者の ”落ち着き加減” なんですね。
バタバタしないんですよ、基本。
生死がかかってますからね、それはシリアスに勿論なるわけですが
保ってるんです、たしなみというか威厳とでも呼べるものを。
そこのところを
物足りない~動きが少ない(もっと叫べよ、わめけよ)と
感じるかどうかで、作品に対する評価は
かなり変わってくるような気がしますね。
う~い、服が濡れちゃうから
また部屋に帰って飲もうっと。
好きなシーンです。
旧バージョンを未見の方は
機会がありましたら、見比べてくださいまし。
A Night To Remember Trailer