バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

記憶の迷宮

 

記憶って、

記録を取ってる人は

しっかり繋がってるんですね。

 

例えば過去に起きた出来事が

時系列で想い出になってるんですよ。

 

そんなことがあって

その次にあんなことがあって

結果、こんなになって

みたく。

 

 

 

知り合いで

日々の出来事、びっしりメモしてる人が居るんですけど

(かなりのお歳に関わらず)

明確なんですね、きっぱりと。

えーと、どうだったかな?

的なことがないんです。

かなり以前のことでも。

(折に触れてメモを見返すのだそう)

 

翻って自分の場合は

 

 

頭のなかはこんな感じ。

 

空に気球が

ぼよーん

と浮いてるだけ

ただ彷徨ってるだけなんです。

 

そもそもすっかり忘れ去ってることが多いし

かろうじて覚えてることも

前後関係とか順番などが無茶苦茶。

単に一つ一つの出来事が

ぼんやりふんわり浮遊しているという情けなさ・・・

 

 

High Llamas   "Nomads"

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会ったことがある or ない

とかも大の苦手ですね。

 

あと気付かないですね、そもそも。

「あそこにいる人、〇〇さんじゃない?」

と目ざとく発見する人居ますよね。

 

私なんか、言われても分からん状態ですもの。

人の顔よりも景色を見ちゃってるんでしょうね。

 

 

相手が覚えていて

自分が覚えていない

 

気まずいですよねえ・・・

 

まあ地頭がそもそもよろしくないんで

勘弁してもらうしか

しょうがないんですけども。

 

 

Doopees    "Now That You've Gone"

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そして、ただ時が過ぎ去っていくという。

 

えーと

せめてせめて

この傑作漫画のタイトルだけでも

思い出そう、思い出さないと。

 

 

”夏の終わり”

ですね。

 

この作品が収められた短編集

(「蟲たちの家」/楳図かずお小学館)は

人間の記憶~覚えていること/覚えていないこと

に関する様々なエピソードが詰まった

文句なしの傑作です。

 

もう一度読み返して

記憶の定着化を

少しでもはかることにしてみましょうかね・・・