こちらは1961年製作の
"RETURN OF A STRANGER"
というイギリス映画(監督/マックス・ヴァーネル)
全篇で1時間ほど、典型的なB級ムービーです。
いわゆる「ストーカーもの」なのですが、
まったく盛り上がりの無い
褒めどころを探すのに苦労してしまう出来具合。
狙われてしまうのがスーザン・スティーヴン
夫にジョン・アレン
脚本にも撮影にもメリハリが無く
この手の映画ですと
”ケープ・フィアー”(1991年)が
よく知られてますかね。
主演はロバート・デ・ニーロですが
偏執狂的な役どころがまさにピッタリ。
これでもかのギラギラ演技の連発です。
CAPE FEAR (1991) Trailer
デ・ニーロのストーカー男は
役作りによる怖さですが
もっと本質的というか
存在自体がぬめぬめとしていて
気持ち悪いのが
オリジナル版(J・リー・トンプソン監督/1962年)の
こんな人物に付きまとわれたら
心底、恐怖ですよ・・・
CAPE FEAR (1962) Trailer
一見どこにでもいる
むしろ目立たない人物が
実はとんでもないストーカーだったというのが
その名も ”ストーカー”
(原題は "ONE HOUR PHOTO"/2002年)
ウィリアムズの演技力が十二分に発揮された
佳作です。
ONE HOUR PHOTO Trailer
監督のマーク・ロマネクは
有名アーティストの音楽クリップを
多数手掛けていますが
JUMP THEY SAY David Bowie
ボウイ主演の
ストーカー映画を撮っていたら
かなり凄いものが
出来たかもしれませんね。
(ボウイが物陰に潜んでいてニヤリと笑いかけてきたら、絵的に怖そうな・・・)