邦題が ”人類SOS” というイギリス映画(1962年)
マニアックなSFファンにはよく知られている作品ですね。
(原作/ジョン・ウィンダム)
ある晩、地球に流星群が飛来して
それを目撃した人は全員
視力を失ってしまいます。
たまたま眼の手術で病院に入院していた
ハワード・キール、
眼帯をしていたために失明を免れます。
同じく ”まだ見えている” 少女(ジャニナ・フェイ~好演!)
と公園で出会い、以降
行動を共にすることに。
一方、植物の世界でも異変が。
動く草花~トリフィドがもの凄い勢いで増殖していきます。
肉食である彼等は
食料(人間)を求めて、集団で行動するようになります。
くそ~
俺が退治してやる!
ということでキールが奮闘。
映画全体としてはスピード感がありませんし、
トリフィドの造形もイマイチ。
また主役のハワード・キールは
どうも心ここにあらずというか
今一つの演技具合ですね。
トリフィドには知性というか感性があるのですが
(音楽に興味を示したりする)
その描写も中途半端です。
しかし動物でもなく昆虫でもなく、宇宙人でもなく
移動能力のある植物が人を襲うというのが
なにより新機軸ですね。
しかしこの路線ならば
翌年の日本映画、あの名作 ”マタンゴ” のほうが
遥かに上出来かと。
マタンゴ(1963年) 予告編
植物の変形ということでいえば
”ヒト二グサ”
少年ジャンプ 1982年39号
同じく ”バイオの黙示録”(2009年)に登場する
キャラクターが印象的でしたね。
(人間が「接ぎ木」をしてもらう)
機会がありましたら、どうぞご一読を。