バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

アカデミー賞に「体技女優」部門があったら、それはこの人キャスリン・マクガイア

 

バスター・キートンの1924年作品。

"THE NAVIGATOR"

 

舞台は通常の陸地ではなく

大型客船内、海上、海中、離れ小島という設定が

まず面白い。

 

 

キートンは自ら

当時は非常に危険だった

水中撮影にもトライ。

まさに身体を張っています。

(いつものことですが)

 

 

本作でのキートンの相手役は

キャスリン・マクガイアという女優さんですが

キートンに負けず劣らず

唖然とするほど

身体を動かしまくっています。

 

 

大型客船のデッキで

キートンチェイスを繰り広げるのですが

もうアスリートといっていいほどの

激走また激走。

 

 

よく怪我をしなかったな

(したのかもしれませんが)

というレベルの体当たりシーンの連続です。

 

 

撮影は冬季の湖で行われたようですが

水温が非常に低かったとのこと。

にも関わらず、平気で水に飛び込みます。

 

 

これだけ多くの場面で

歴戦のキートンに付き合えたのは

この人だけでしょう。

(というより、全喜劇のなかでもトップでは? 通常肉体に負担がかかるシーンでは女優さんの登場時間は短めに設定されるので)

 

 

普通、ここまでやりませんって。

 

 

キートンを褒める人は居ても

この女優さんについては

あまり語られていないようです。

 

貴方は偉い!

貴方は凄い!

 

 

この映画が作られてから

一世紀が経っていますが

私は何回でもそう言いたいと

強く思うのであります。

 

ご両人

本当にお疲れ様でした・・・

 

 

"The Navigator"    Trailer

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