バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

褒めるところを探さなきゃ・・・"THE HEARSE~生贄の町” プラス1

 

1980年公開のアメリカ映画(監督/ジョン・バワーズ)

 

ホラー映画でよくある

怖いお屋敷物語、なんですが

ウーン

ダルい100分弱になっております。

 

 

あちこちで

過去の有名作をなぞったシーンが続出。

 

 

市民ケーン” ”第三の男” ”疑惑の影” などで知られる

名優ジョセフ・コットンが出演していますが

引退直前(健康上の理由)とあって

生気が感じられません。

 

 

新鮮に感じられたのが

ヒロイン(トリッシュ・ヴァン・ディヴァー)の

リアクション。

 

 

普通

この手の映画では

恐怖が持続しますよね。

キャーーー

ギャーーー

叫び声や泣き声がある程度長くなるのが

定番だと思うのですが

 

 

ここでのディヴァーは

 

 

例え、梯子から落ちそうになるほど

驚いても

 

 

ごく短時間で冷静さを取り戻します。

 

そこがですね、非常に新鮮でした。

”キャッ”

”ギャッ”

なんですね。

瞬間的に驚くだけという。

 

このテイストを強調して

お茶目系ホラー路線でいったら

結構面白かったのではないかなあ。

 

 

さてこの女優さんは

同じ年にもう一本、ホラーテイストの映画(”チェンジリング”)に登場しています。

こちらは違う監督(ピーター・メダック)ですが

より重厚な仕上がりで

無難にまとまっていますね。

 

(私生活の伴侶でもあるジョージ・C・スコットが主演)

 

二本とも

気味の悪いお化けの類いや流血シーンが続出するわけでもないので

”安心して” 観られる&しかしテンポが鈍くて間延びしている

合計200分であります。

 

本筋とまったく関係ないのですが

チェンジリング” のあるカットを観ていて

 

 

ピチカート・ファイブの

ビデオクリップを思い出しました。

 

 

”きみみたいにきれいな女の子”  Pizzicato Five

www.youtube.com

 

あんまり集中しては

鑑賞できなかったということですね・・・