バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

聴き比べ~男と女の仮面舞踏会

 

”マスカレード~THIS MASQUERADE”

という歌を

聴いたことあります?

 

タイトルを知らなくても

耳にしてる機会

割と多いと思うんですよ。

 

まずは日本でもポピュラーな

カーペンターズで。

 

THIS MASQUERADE    CARPENTERS

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ムード歌謡や演歌が好きな方にも

気に入ってもらえそうな仕上がり具合。

 

カレンはこの時まだ20代前半だと思いますが

無茶苦茶上手いですね。

リチャードのアレンジも名人芸。

 

 

ただ発売当時(1973年)

アルバム(LP)買ってましたけど

通して聴いてるとちょっと落ち着き具合がね・・

ハッピーな "SING" (学校の合唱祭とかで取り上げそうな)

の次なんですよね、曲順が。

 

「なんでも出来るんだぜ俺たち」的な

ギラギラ感(特にリチャード)があるような気がしたんですよ。

そのテクニックを披露するために

素材を選んでるというか。

 

 

この曲、作者は

レオン・ラッセルなんですね。

もちろん自身も歌っているんですが

 

THIS MASQUERADE       LEON RUSSELL

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イントロがとても印象的。

でも歌がスタートしてからは

”普通” なんですね。

 

レオンは個性的な声質を持っていますが

ある種ワンパターンで歌唱力があるというわけでもないし。

(アルバムはヒットしたんですけど、作品の揃い具合ならより初期、アレンジの匠の技を味わうなら70年代後半の数枚のほうがベターかなと)

 

 

この曲の私的ベストカバーは

これこれ

この一択なんですよ。

 

THIS MASQUERADE    GEORGE BENSON

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もともとジャズのギタリストだった

ジョージ・ベンソン

1976年に総合チャート上位に送り込んだバージョン。

 

いやあ、出だしのスキャットからして決まりかなと。

ホルヘ・ダルト、ロニー・フォスターらの演奏と

クラウス・オーガマンの弦編曲も

パーフェクト・フィットですから。

 

短めに編集されたシングル盤のテイクではなく

ジョージのギタープレイも堪能できる

アルバム収録のロング・バージョンで

聴きましょう!

 

(名盤ですが 、”マスカレード” 以外は全てインスト。ボーカル入りが好きな方は後続のアルバム群をチョイスしたほうがいいですね)