バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

私はあなた達の教師だけれど、あなたの先生ではありません

 

昨日は学校の教師について

ボロクソ気味にこきおろしましたが

今日はアングルを変えて

「いったい何を期待してるんだ? 学校の先生に」

ということをつらつらと。

 

だいたいね、担任になると

数十人の生徒を受け持つわけですよね。

今はどうか知らないけど

家庭訪問なんてありましたよね。

子供たちの家庭を一軒一軒周って。

「あっ、お茶やお菓子は結構です。頂かない決まりになってまして」

なんて。

授業以外に生活指導とかクラブ活動の顧問まで

やらされる。

 

そんなこと出来るわけありませんよ。

超ブラックな職場じゃないですか。

身体や時間がいくらってあっても足りませんって。

そこまでやる義務も必要もないですよ

学校の先生に。

 

先生はね、あくまで

学校の生徒「たち」に

薄~く責任を持つだけで充分ですよ。

他人の家の子供に

いちいち構ってられませんって。

 

”ある教師と生徒” ブラック・ジャック(1974年8月)

 

そもそも論、大学を出たばかりの

20代前半の若造が

いきなり教壇に立って

「先生」なんて呼ばれることに

無理があるんですよ。

 

先生でもなんでもないですって。

だってなんの社会経験も無いわけでしょ?

せいぜい学生時代にバイト~

それも家庭教師程度の無難なことしかやってない

ヤツがほとんどでしょうよ。

品行方正じゃないとまずいだろうしね

普段の生活態度も。

だからスケール小さくまとまった

実体験に乏しいビニールハウス育ちなわけ。

(私の学生時代、教員志望だったヤツは押しなべて皆そうでしたよ)

 

中~高校生くらいになるとね

ずっと人生経験積んでる子も居るわけですよ。

かなりね、凄い(色々な意味合いがありますが)

ことまでやってる。

どうやって「指導」するんですか?

どういう「教育」するんですか?

そういう手強い連中を相手に。

 

出来ないでしょ、実際問題。

見透かされちゃいますからね

あっという間に。

だから意味不明なほど厳しい校則とか体罰の方向に

なっちゃうんですよ。

存在感と経験値の両方で敵わないから

徹底的に押さえつける構図になって

それが繰り返されるだけという。

 

”話し合い” ブラック・ジャック(1980年9月)

 

手前勝手な提案ですけどね

 

*クラスを受け持つ

*国語、外国語、社会科目を教える

 

これらを担うには社会経験が最低で5~10年は必要。外国語とか世界地理教えるんなら海外居住経験もマスト。遊び~色恋の方面もある程度やっておくこと(男女の機微とか自分で経験せずに、どうやって古今東西の文学作品教えるんですか?国語の先生)

 

*理数系教科を専門に教える

 

こちらはね、要らないですよ実社会の経験。その代わり超スキルフルになること、担当科目の授業に。予備校とか進学塾の名物講師やらに負けないくらいの分かりやすい講義を極めてください。発声とか滑舌もちゃんと学んでね。

 

あっ

そうそう

 

*音楽を教えるなら

 

ロックやジャズ&ソウルもある程度聴きなさいよ。

 

これはあくまで個人的な希望(苦笑)

 

”虚像” ブラック・ジャック(1979年4月)

引用図書~いずれも手塚治虫

BLACKJACK 4(秋田文庫)

BLACKJACK 11(秋田文庫)

手塚治虫文庫全集 ブラック・ジャック②(講談社

あなたが選ぶブラック・ジャック BEST40(秋田書店)