バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

食べるのはサーモンだけ、それは鮭られない定め

f:id:bkkmind:20201001212644j:plain

 

タイでは日本食が実にポピュラーな存在。

ありとあらゆる日本料理を味わうことが出来ます。

”日本料理、大好き!”というタイの人も多いですよ。

 

さてさて、そんなタイの人と例えば

鮨屋さんに行ったとします。

 

日本人なら一通り

ネタを注文するんではないでしょうか。

”今日のお薦めは?” 

とかね。

頼む順番を決めてる人も居ますよね。

まずは淡白な白身から、などなど。

 

タイの人はどうかというとですね、

もう一択なんですよ、ほぼほぼ。

サーモン、なんですね。

最初から最後までサーモン一直線

ところどころに他のネタをちょいと挟むだけ。

 

だから鮨屋さんというより

「鮭屋」さんで食事してるみたいな気持ちになります。

 

私などは古い人間ですから

そもそもサーモンって寿司ネタとは思えないんですね。

自分では絶対に注文しません。

(けど日本の回転寿司屋さんでも、もはやメイン~主役ですよね)

 

f:id:bkkmind:20201001213552j:plain

 

タイのお方はですね、

別に鮨に限らず

他の外国料理、そして母国のタイ料理においても

ストライクゾーンが非常に狭いのです。

 

食材と味付け

この両方が好みでなければ、箸(&スプーン、フォーク)が

ピタッと止まってしまいます。

心なしか表情も虚ろになりますね。

 

もう小さい頃から

自分の好きな料理を自分の好きな味付けで

食べることが当たり前で過ごしてきてますから。

 

ある意味、凄く贅沢なことですけれど。

 

f:id:bkkmind:20201004073837j:plain

f:id:bkkmind:20201004073927j:plain

f:id:bkkmind:20201004074003j:plain

f:id:bkkmind:20201004074034j:plain

 

周ってる皿が全部サーモンという店やったら

受けるんじゃないかなあ、タイでは。

薬味は醤油や山葵以外にもいっぱい用意して。

唐辛子とかナンプラーお酢パクチー、ニンニクとかね。

仕入れや下ごしらえもシンプルで済みそうだから

オペレーションも最低限で回るのでは?

 

”マグロですか?そんな魚、置いてあるわけないじゃないですか

他所行ってくださいよ、お客さん”

 

なんてね。

 

f:id:bkkmind:20201128110646j:plain