アルバムジャケット?
いえ、ミスターエキサイトメントの異名をとる
ジャッキー・ウイルソンの作品です。
これは歴史的な映像!
サム・クックとの競演です。
歌っているナンバーからすると
1959~60年頃ではないかと思いますが
ウイルソンは既に50年代からシングルヒットを放っていた
ソウル創世記のシンガー。
60年代にもヒット曲がありますが、
70年代以降になると商業的にはまったく奮わなくなります。
こちらは70年代の映像ですが、
当時のリスナーからは完全に時代遅れとみなされているのが
正直なところ。
ケタ違いに歌唱力があって、ステージもいつも全力投球なのですが
”自作自演&内省”タイプのアーティストと比べると
一昔前のエンターテイナー、ショーマンのように
映ってしまうのでしょうね。
この曲は冒頭画像のアルバムタイトルにもなっている
"BEAUTIFUL DAY" というナンバー。
ストリングスをバックにゆったりと歌い上げています。
ジャッキーは70年代中頃のステージ上で
心臓発作で倒れ、長い昏睡状態の後
49歳で亡くなりました。
ジェームス・ブラウンやレイ・チャールズに与えられるような
スポットライトは当たりませんけれど
唯一無二のソウルマン、ここに在り。
その比類なき歌声を堪能しましょう。