どことなくDVDのジャケットが似ていて。
黒澤明の ”生きる” とコーエン兄弟の ”バーバー” なんですけれど。
製作時期が1952年と2001年、
半世紀も隔たっていますが
”バーバー” の時代設定は1949年ということなので
ほぼ同じ時期の日本とアメリカ(カリフォルニア)が
舞台ということですね。
志村喬は市役所の課長
ビリー・ボブ・ソーントンは理容師
どちらも仕事への情熱を失って
日々惰性と倦怠感のなかで過ごしています。
息子(金子信雄)や妻(フランシス・マクドーマンド)からも
相手にされていません。
そんな二人の初老の男の人生は
不治の病に罹ったこと & 殺人を犯したことで
激変していきます。
いいアクセントになっていますね。
人生の盛りを過ぎた初老の男が主人公で
どちらも寡黙、口数が少ないところも共通しています。
脇の出演者の演技が皆、達者というのも同じですね。
(日守新一、千秋実、伊藤雄之助、中村伸郎/マイケル・バダルコ、ジェームズ・ガンドルフィー二、ジョン・ポリト)
ストーリー展開はまったく違うのですが
二本立てで観てみるのも
また一興ですよ、是非どうぞ。
生きる 予告編
THE MAN WHO WASN'T THERE 予告編