50年代後半から60年代前半にかけて
実に多くのヒットを放った二人も
いわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンとともに
急速に人気を失って、ヒット曲がまったく出なくなります。
しかし、揃って70年代に入ってから
不死鳥のごとくカムバック。
今回はこの第二次黄金時代の楽曲を。
Laughter In The Rain
まずはニール・セダカの
”雨に微笑みを”
75年に全米ナンバー1に輝いた名曲。
まるでミュージカル映画の一場面を観ているような
素敵なナンバーですね。
The Immigrant
これは中ヒット(ビルボード誌22位)でしたけど
非常に好きな曲です。
当時様々な問題を抱えていた
ジョン・レノンへの連帯感を示した歌詞ですね。
この時期は他のアーティスト
カーペンターズやキャプテン&テニールなどが
ニールの作品を取り上げて、それらも大ヒットになりました。
Love Will Keep Us Together
この曲もナンバー1ヒット。
旦那さん(キャプテン~ダリル・ドラゴン)
ちょっと退屈そうですね。
ニールがやるなら俺も負けないということで
続いてポール・アンカ
Times Of Your Life
うーん、なんとアダルトな。
コダックのCMに使用されて全米7位(75年)
この時代で一押しなのが
76年に発表された "The Painter" というアルバム。
The Painter
ジャケットがアンディ・ウォーホル !
内容も非常に充実で
ボーカルアルバムとしても屈指の作品だと思います。
当時、本当に愛聴してましたね。
(こんな渋いの聴いてる中学生なんか居ませんけどね、そりゃあ浮いちゃうよね・・)
Closing Doors
この二人が強いのは歌うだけじゃなくて
作曲や編曲もこなせることですね。
ショーマン~エンターテイナーの要素だけですと
どうしても過去の人的になってしまう場合が多いですから。
ヒット曲のみならず、70年代の二人のアルバムには
佳曲がたくさん収録されているので
機会がありましたら、是非
お聴きくださいまし。